相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。
いろいろな事情があって凍結融解胚移植ではなく、それよりも少し成功率が低い新鮮胚移植を選択せざるを得ない方がいます。
体外受精(IVF)によって得られた受精卵は
1 新鮮胚移植
2 凍結解凍胚移植
の2種類の方法を用いて移植されます。
新鮮胚移植とは採卵周期にそのまま胚移植をする方法で、凍結解凍胚移植は胚を凍結保存し て、採卵周期以降の周期で、子宮内膜を調整し移植する方法です。
以前は新鮮胚移植が主流でしたが、胚の凍結技術が確立・向上したため現在の日本では出生数の約8割を凍結融解胚移植が占めています。
新鮮胚移植では、採卵周期の刺激で排卵前にもかかわらずプロゲステロンの上昇が起こり、内膜に変化を与えてしまうことがあります。
内膜が着床に適した状態になる時期はあまり長くはないので、排卵のタイミングとプロゲステロンの上昇のタイミングが合わないと着床しにくくなってしまいます。
また、このような現象は特にアジア系の人種に見られやすいという報告があります。
早期のプロゲステロンの上昇は卵や胚には影響を与えないとのする報告があるので、妊娠率への影響は内膜の変化によるもののようですが、新鮮胚移植しか選択できない方にとっては深刻な問題です。
病院では刺激の工夫などで早期のプロゲステロンの上昇が起こらないようにしますが、それだけではうまくいかないこともあります。
いろいろ調整してもうまくいかないこともありますが、漢方で繰り返される刺激による体への負担を減らすことで、早期のプロゲステロンの上昇が起こりにくくなることがあります。
凍結融解胚移植は、「採卵」とは別周期で「移植」行うことができるため「採卵」が与える内膜への影響を考えなくても良いのですが、新鮮胚移植は「採卵+移植」を同一周期で行うため調整には難しさはありますが、漢方で身体の負担を軽くすることで、うまくいくケースも多いです。
西洋医学的な妊活と漢方は相性がよく、内服や注射で蓄積した身体の負担を減らして妊娠へ導くお手伝いができますますので、あと一歩、もう少し・・・というところで悩まれている方は一度ご相談ください。
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