日本人は慢性的な痛みに悩まされている割合が高いといわれています。
日々痛みに悩み、病院を受診しても症状が改善されず、治してくれそうな医師を探すために様々な病院を受診する・・・。
このような状況を受けて、国が主導となり研究チームを発足するくらい改善されない「慢性的な痛み」はとても深刻な状況です。
疫学調査によると慢性的な痛みを感じる部位は腰が半数以上を占め、次いで肩、足となり、運動器系に訴えが集中しています。
昨年発刊された「慢性疼痛治療ガイドライン」には様々なケースの「慢性疼痛」についての推奨される対応が示されています。
痛みをコントロールする方法としてすぐに思い浮かぶ方法は「薬」ですが、そのほかのコントロール方法として近年では「心理的アプローチ」や「リハビリテーション」も取り入れられています。
慢性疼痛に悩んでいる方の半数には身体表現性障害(身体症症状および関連症群)があるとされています。また、ほとんどの方に何かしらの精神疾患の病名がついていることが明らかになっています。このことからもわかるように心理的アプローチはとても重要です。
*身体表現性障害とは「体の症状(身体症状)に強くとらわれるようになり、それにより強い苦痛や日常生活への支障がみられることを特徴とする精神障害」のことを言います。
痛みは苦しさを伴うため、感覚と情動が同時に生じ強く記憶される性質があり、情動により痛みが悪化することがあります。そのため慢性的な痛みに対して心理学的なアプローチが有効なケースもあり、マインドフルネスなどの導入も推奨されています。
また、薬を使わない方法として運動療法も有効なケースもあり、痛いからと言って安静にしていることが必ずしても正しいわけではありません。血流改善を促すストレッチなどの運動療法は痛みがある時こそ有効な場合も多く、また、ストレッチにより脳内のドパミンの遊離にも影響を与えるとされるため、不安や抑うつなどの解消にもつながります。
慢性化した痛みは解消するために体と心、どちらの面からもアプローチする必要があります。
漢方や鍼灸・接骨施術は体と心にアプローチし、慢性化した痛みを解消するお手伝いができます。病院だけの治療でなかなか改善しない場合ぜひお試しください。
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