子どものアレルギーと、親の年齢の意外な関係

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🌸 年齢を重ねると、守れる力も育つ

毎日、子育てや仕事に一生懸命な日々の中で、ふとした瞬間に「もう少し早く出産していたら、あの子の体質もちょっと違っていたのかな?」という考えが頭をよぎることもあります。

世の中には年齢にまつわるさまざまな情報があふれていますが、最近、そんなお母さんやお父さんの気持ちを軽くしてくれるような、新しい研究結果が日本で発表されました。

それは、私たちが経験を積み、年齢を重ねてから親になることが、子どもの健やかな肌や体質を守ることにつながっている可能性を示しています。

中医学の世界でも、親から子へと受け継がれるエネルギーはとても大切にされています。けれど、それは決して「若さ」だけが最良というわけではありません。

現代の科学が導き出した「親の年齢と子どものアレルギー」の意外な関係。そこには、今の年齢だからこそ備わっている、子どもの健康を支える要素が隠されていました。


🧪 どんな研究?

この研究の基になっているのは、日本全国で行われている「子どもの健康と環境に関する全国調査(JECS)」という大きなプロジェクトです。

参加したのは、日本各地で暮らす3万4942組のお母さんとお子さんたち。これほど多くの家族が協力し、日々の成長を記録し続けることで得られた、非常に重みのあるデータです。

2011年から始まったこの調査では、お子さんが1歳、2歳、そして4歳になるまでの成長の節目ごとに、医師からアレルギーの診断を受けたかどうかを詳しく確認しました。さらに一部のお子さんには、ハウスダストなど身近なものに対する反応も詳しく調べています。

特定の誰かだけの経験ではなく、日本中で子育てをしている何万もの家族の現実を積み重ねた結果だからこそ、私たちの日常に役立てられる確かなヒントが見つかりました。


📊 どんな結果?

今回の調査結果を詳しく見ていくと、親の年齢とお子さんのアレルギーの状態には、はっきりとした関連があることがわかりました。

具体的には、お母さんの年齢が高いほど、お子さんが1歳になったときに食物アレルギーと診断される割合が低いという結果が出ています。

例えば、40歳以上で出産したお母さんのお子さんは、20代後半で出産したお母さんのお子さんに比べて、食物アレルギーのリスクが約2割ほど抑えられていました。これは、年齢を重ねてからの出産には、アレルギーのリスクを減らすという側面があることを示しています。

同時にお父さんの年齢についても、独自の関連が見つかりました。お父さんの年齢が高い場合、お子さんの喘息や湿疹のリスクがわずかに低くなる傾向が確認されています。

これらの影響は、お母さんの年齢とお父さんの年齢がそれぞれ別々にお子さんの体質に関わっているものです。どちらか一方の影響だけでなく、両親それぞれの年齢が合わさって、お子さんの健康状態に影響を与えていることがわかりました。


🌱 中医学の視点では?

中医学には、親から子へと受け継がれる生命力の蓄えを「先天の精(せんてんのせい)」と呼ぶ考え方があります。今回の研究で、親の年齢が高い場合にお子さんのアレルギーリスクが低かったという結果は、受け継がれる「先天の精」が、単なる若さとは異なる性質を持っている可能性を示唆しています。

さらに、中医学では生まれた後の「養生(生活の整え方)」も同じくらい重視します。年齢を重ねることは、心と体の経験を積み、落ち着いた生活の基盤を築くことでもあります。こうした親の心の安定や整った生活環境は、お子さんが生まれた後の健やかな成長を支える「後天的な力」となります。

つまり、親から受け継いだ体質的な要素と、親が経験を経て築いた安定した養育環境。この二つが合わさることで、お子さんの体を守る助けになっていると考えられます。これまでの歩みや経験が、お子さんの健康を支える土台になっていると言えます。


🌿 健やかな時間を、一歩ずつ重ねていく

アレルギーへの対策は、日々の細かな注意の積み重ねであり、親にとって大きな労力を要するものです。

今回の研究結果では、親が年齢を重ねてから子どもを迎えることが、結果としてお子さんの体質を守る上での一つの肯定的な要因になり得ることが示されました。

時間をかけて築いてきた落ち着いた生活環境や、経験を積んできたからこそできる細やかな配慮が、お子さんのアレルギーリスクを抑える具体的な助けになっています。

親の年齢が高い場合にお子さんのアレルギーリスクが低かったという点は、そうした「安定した環境」が体質の形成に良い影響を与えた可能性を示しています。つまり、親自身が歩んできた時間そのものが、お子さんの健康を支える力になっているのです。

「もう少し早く産んでいれば…」という思いを抱く瞬間が訪れることもありますが、今の年齢だからこそ持っている経験や知識が、お子さんの健やかな未来を支える確かな土台となっていることも忘れないでください。

これまでの歩みに自信を持ち、日々の積み重ねを大切にしながら、これからもお子さんと共に歩んでいくことが、何よりの健やかさにつながります。

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