これまでの「予防接種」の状況、覚えていますか?
妊活・不妊治療は予防接種の状況を把握したり、更新する機会ですが、予防接種の必要性を認識していないことがよくあります。米国生殖医学会 (ASRM) は、生殖年齢の人に対する予防接種に関する現在の推奨事項をまとめています。(PDF)
妊娠中に感染すると母体が重症化したり、胎児が感染し流産・早産のリスクになる感染症があり、予防接種で防げるものがあります。
また生後すぐは赤ちゃんは母親の免疫に頼らなければなりません。妊活中・妊娠中の予防接種は、赤ちゃんと母親、二人を守るバリアになります。
米国生殖医学会(ASRM)の見解の要旨は以下の内容です。
① 妊娠前または妊娠中のワクチン接種は、子宮内感染に対する抵抗力をつけて、新生児感染に対する受動免疫を新生児に与えます。
② 妊娠中に接種できないものもあるため、予防接種は不妊治療の開始前に済ませておくことが最適な進め方です。
③ 風疹、麻疹、水痘の免疫は妊娠前に確認しておく必要があります。免疫がない場合はワクチンを接種し、4週間(日本では2ヶ月)妊娠を避ける必要があります。
④ COVID-19感染は妊娠中の合併症のリスクを高めるため、妊娠中または妊娠を考えている人には接種が推奨されます。
⑤ インフルエンザ、破傷風、ジフテリアの予防接種は妊娠前に済ませておくべきですが、妊娠中でも接種可能です。不活化ワクチンであるインフルエンザワクチンは妊娠中いつでも接種可能です。Tdap(破傷風、ジフテリア、百日咳の3種混合ワクチン)は妊娠後期の接種が推奨されてます。
*Tdap(破傷風、ジフテリア、百日咳の3種混合ワクチン)について
乳児が百日咳にかかると、重症化することがあるため海外では妊娠27週〜36週の妊婦へのTdapの接種を推奨しています。日本未承認ワクチンのため輸入ワクチンを扱う医療機関で接種するしかないのが現状です。日本でも3種混合ワクチン(トリビック)が承認されていますが妊婦への安全性は確立されていないため接種する場合は注意が必要です。
⑥ A型肝炎、B型肝炎、髄膜炎菌の予防接種は、メリットがリスクを上回る場合に適応となります。
⑦MMR (麻しん・風しん・おたふく混合ワクチン)、水痘、弱毒生インフルエンザワクチンなどの弱毒生ワクチンは妊娠中は禁忌です。
以上が米国生殖医学会(ASRM)の見解の要旨です。必要に応じて担当医と相談しながら計画を立ててすすめていきましょう。
「妊娠可能年齢の女性と妊婦のワクチン」こちらのサイトも参考になります。
妊活、不妊治療はどのような治療をするかも重要ですが、そのための準備も重要です。
これまでの予防接種の記録を確認したり、必要な検査をうけて妊活・不妊治療をおこなっていきましょう。
そして、妊活・不妊治療では漢方、鍼灸を活用することも役立ちます。実際に、病院の治療と併用することで効果を報告している施設もあります。
妊活の情報は玉石混交です。
不妊治療ではデータに基づく西洋医学的な治療で道筋をつけながら、漢方や鍼灸を上手に役立てていきましょう。
妊活、不妊治療中の方は「不妊カウンセラー」をがいるタナココでご相談ください。
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