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よもぎ蒸し
女性に人気なケアの1つが「よもぎ蒸し」です。
タナココのよもぎ蒸しは、漢方薬局併設だからできるオリジナルの本格漢方よもぎ蒸しです。ご利用時間を十分にとっているので、ゆったりくつろげるため人気です。
よもぎ蒸しは温活の1つとしてご利用いただいています。
そもそも女性は体質的に体が冷えやすいため、体が冷えると血のめぐりに影響を与えて体調不良になりやすいので温活は重要です。
また血のめぐりが悪くなると卵巣や子宮内膜の機能も低下してしまいます。そのため妊活の1つとしてご利用いただくケースも増えています。妊活に良いとされるものはいろいろありますが、冷えが関係している場合は「よもぎ蒸し」がおすすめです。
よもぎ蒸しはもともとは産後の肥立ちをよくするために行われていましたが、現在は妊活や婦人科疾患を抱えている方をはじめ、冷え解消など、日々の体調管理にも効果的です。
妊活中のよもぎ蒸しについて
妊活でよもぎ蒸しをする際はタイミングが重要です。
タイミング、回数としては月経終了から排卵前の低温期に1〜3回するのがおすすめです。
月経後に1回、その後排卵までの間に2回するのが効果的ですが、初めての場合は低温期に1回〜始めると良いと思います。慣れてきたら徐々に回数を増やします。
また、よもぎ蒸しは継続することが大切です。継続して行ううちに血流が次第にアップし、それにともなって体調も良くなり、体質改善につながりますので、ぜひ妊活に取り入れてみてください。
またよもぎ蒸しは漢方・鍼灸・骨盤矯正などと併用するとより効果的ですのでこちらも合わせてどうぞ!
妊娠中のよもぎ蒸しについて
妊娠中の方は安定期以降であればご利用が可能です。妊娠中の体調管理はなかなか大変です。冷えやむくみ、痛みなど・・・。
妊婦さんでよもぎ蒸しをされることに心配するかたもいらっしゃいますが、安定期以降で体調に問題がない方、医師から避けるように言われていない方はご利用が可能です。
この根拠について少し説明したいと思います。
おそらくよもぎ蒸しが心配・・・という方は、温泉が妊婦さんに良くないということを聞いたことがあるからではないでしょうか。温めて大丈夫なの?と聞かれることがあります。
確かに温泉では、以前は入浴を避けるべき「禁忌症」の中に「妊娠中」というのがありました。しかしこれは医学的根拠がないとして、2014年に環境省は、温泉の成分や入浴上の注意を定めた温泉法の基準を32年ぶりに見直し、入浴を避けるべき「禁忌症」の中から「妊娠中」を削除しています。
そもそもなぜこんな法律ができたのかよくわかっていません。昔は高温で長湯をする習慣があり、それが妊婦の体に障るから危険・・・とか、妊娠初期にはつわり、妊娠後期は出産間近のため、単純に気をつけたほうがいいと考えられていたからなのか、なぜダメと言われていたのか根拠を示すものはありませんでした。
また温泉地にあるクリニックでは、妊婦さんに温泉を利用してもらっており、それで問題が生じたことはなく、温泉地で生活する妊婦さんで問題が起こった報告もないとしています。
もっとしっかりとした根拠については、運動した時や温浴、サウナを利用した時、妊娠中の女性の深部体温の変化について報告したシステマティックレビューがあります。
今回の報告では科学的に母体に問題のある温度(39.0℃以上)になるかどうか見ています。
結果は
(1)25°Cおよび45%の相対湿度で最大心拍数の80%〜90%で最大35分間の運動
(2)最大45分間の水中(≦33.4°C)運動
(3)温浴(40°C)で20分間
(4)サウナ(70°C、相対湿度15%)で20分間
これらのケースで、深部体温が39℃以上になることはなく、(1)〜(4)の平均は
(1)38.9°C
(2)37.5°C
(3)36.9°C
(4)37.6°C
でした。
これらのことから、深部体温はそう簡単には上がらないことがわかります。妊娠中のよもぎ蒸しも大丈夫ですね。
体調が良い時に、心地よい温度で、水分補給を忘れずにご利用いただければ安全ですので、妊娠中の方は安心してご利用ください。
基礎疾患のある妊婦さんはよもぎ蒸しをされる際は、担当医にやっても大丈夫か聞いてからご利用いただくようお願いいたします。
過期妊娠(予定日超過)とよもぎ蒸しについて
「過期妊娠」 とは、出産予定日を 2 週間以上超えることをいいます。42 週を 超えるまでは正常の範囲ですので心配はありませんが、初産婦さんの場合、子宮の出口が柔らかく開きやすくなる「熟化」が起こりにくいことがあります。
42 週を超えてからの出産はリスクが上昇するため、 42 週に入る前に分娩誘発を行うのが一般的ですが、そうなる前に、主治医の許可があれば「熟化」を促進するための漢方と合わせて、よもぎ蒸しを行うことができます。
また、事前に漢方を服用しておくこと子宮頸管の熟化がスムーズに行われるという報告もありますので、初産婦さんは事前に準備しておくことをおすすめします。
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