こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。
妊活中・不妊治療中のBMI管理は重要であるという報告が多くされています。
これは、女性でも男性でも同様のようです。
男女の妊娠前の BMI と妊娠までの時間との関係について調べた研究があります。
2015年〜2017年の間に、2,301,782組 (男性は22歳以上(平均25.72歳)と女性は妊娠歴のない20~49歳(平均27.32歳))のカップルを対象に3ヶ月ごとに1年間追跡をし、BMIと妊娠までの期間を調べたものです。
BMIは
・低体重(18.5kg/m2未満)
・正常(18.5~23.9kg/m2)
・過体重(24.0~27.9kg/m2)
・肥満(R28.0kg/m2)
に分類しています。
その結果、低体重、過体重、肥満の場合だと妊娠までの時間が長くなり、妊娠までの期間を最短にするための BMI 値は
・女性で 20.61 〜 23.06 kg/m2
・男性で 22.69 〜 27.74 kg/m2
であることが示されました。
BMI が適正でないと、ことで起こる女性の変化として
・卵子の数と量の減少
・視床下部-下垂体-卵巣軸(ホルモンバランスの調整軸)への悪影響による排卵障害
・性的頻度や機能の障害
・黄体機能不全
男性への変化としては
・精子の濃度、数、運動率、射精量、生殖能力の減少
・精子形成を調節するホルモンの変化
・精巣温度の上昇
・脂肪組織に蓄積された環境毒素の増加
・酸化ストレスの上昇
・ED率の上昇
が考えられています。妊活・不妊治療ではどれも避けたい変化です
BMI を適正に保つ重要性がわかります。
他に 「BMI 高値で不育症リスクが増加する」という報告や「女性の肥満により流産率が増加し、出産率が低下する」という報告もあります。
また、妊娠後もBMIが高いと、赤ちゃんの出生児の体重への影響だけでなく、先天異常、妊娠高血圧症候群、帝王切開、分娩時合併症などのリスクが高まります。
適正な BMI を維持することは、妊活だけでなく、妊娠の継続や出産、その後の健康にもとても重要です。日々の積み重ねが大切ですのでしっかりコントロールしていきましょう。
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西洋医学的には、卵子を積極的に守る方法はありませんが、漢方では「卵」を育てながら、発育途中のさまざまなストレスからどうやって「卵」を守っていくかも考えて処方を組み立てていきます。体の調子を整えるだけの処方ではないのが特徴です。ダメージから守られて育った卵は、良い結果に繋がりやすいので、妊活されている方にはぜひタナココのオリジナルの漢方を取り入れて欲しいと思います。
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