妊娠と老化

タナココ

妊娠と老化との関係を調べた報告があります

進化論的には、生殖にエネルギーを割くことで、身体機能の維持や、修復が後回しになり、生物学的な加齢が進行すると考えています

妊娠・出産は体の機能維持を犠牲にしているという考え方です

生殖能力の高い女性はその後の寿命や健康状態に影響するという報告もあります

「妊娠」が「老化」にどのような変化を与えるかを調べた研究があります

その研究では、フィリピンの1,735人の若年(20〜22歳)成人を対象に、生物学的老化の6つの「エピジェネティッククロック」に対する生殖の影響を調べました

・「エピジェネティクス」とは、遺伝子を使うかどうかを制御するスイッチのオン・オフのしくみ、またはそのしくみに関する研究分野で、「エピジェネティッククロック」とは暦上の年齢ではなく「DNAメチル化のレベル」で見る「生物学的な年齢」です
・「DNAがメチル化」されるとその分の遺伝子が働かなくなるため、老化に関与していると考えられています

横断的な調査によれば「妊娠回数」は6つの「エピジェネティッククロック」のすべてにおいて「老化の加速」と関連がみられました

一方で、同年代の男性に関連は見られませんでした

このことは「妊娠」が「エビジェネティック的な老化」に影響を与える可能性が示唆しています

エピジェネティックな老化が、実際にもたらす影響については今後の研究を待つ必要がありますが、「妊娠」がその後の妊活・不妊治療に与える影響がわかることで、もしかしたら妊活・不妊治療の内容が変わってくることもあるかもしれません

現代中医学において実は、いくつかの漢方処方の中に「抗加齢因子」を増加させる働きがあるものがあり、妊活・不妊治療に応用されている処方もあります

不妊治療では、これまでさまざまな検査や治療法が試みられていますが、劇的に妊娠率、出生率を改善する方法がないのが現状です

少しでも体の「老化」のスピードを緩やかにし、妊活・不妊治療を続けられる体づくりをしていくことが大切です
そのためには漢方が役立ちますので、病院での治療と合わせて取り入れてほしいと思います

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