500万組を超える夫婦について調べた貴重な報告です。
配偶者の年齢、年齢差、妊娠歴、年齢の組み合わせが妊孕性(妊娠のしやすさ)との関連性があるのか、妊娠率が異なるのか? このことを調べた研究報告があります。
これまでにない規模の報告です。
2015から2017年にかけて、不妊症と診断されていない5,407,499組の夫婦を対象に、全国的に無料の妊娠前診断を実施し、3ヶ月ごとに1年間追跡調査した結果をもとにしています。
調査の結果、妊孕性(妊娠のしやすさ)は、妊娠歴のない場合は年齢とともに低下しましたが、妊娠歴がある場合は35歳までは低下せず、35歳以上で急激な低下が見られました。
妊娠歴のない場合は24歳以下が最も妊孕性が高く、配偶者との年齢差が大きくなると妊孕性は低下しました。
また、妊娠歴のある場合は25~34歳の女性と±5歳以内の夫婦が最も妊孕性が高く、女性が40歳前後になると急激に低下しました。
また、男性の年齢は妊娠率に大きな影響を与えませんでした。
今回の報告は500万組を超える夫婦調査から、妊孕性は、夫婦の年齢、年齢差、妊娠歴によって変化かする可能性について報告しています。
今回は「不妊症ではない」夫婦についての報告であり、不妊症の夫婦の場合にそのまま当てはめることはできませんが、「プレコンセプションケア」として、将来の妊娠を考える女性やカップルが自分たちの生活や健康を考える上でとても貴重な報告だと思います。
妊娠・出産には適切な時期がありますし、それ以前に、健康であることが大切です。
子どもが欲しいと考えた時に知識を身につけるのではなく、それ以前から正しい知識を得て、自分のライフプランに適した健康管理を意識し、より質の高い生活を送ることで、望む人には将来の健やかな妊娠・出産につながり、次世代の子どもの健康の可能性を広げることに繋げることができます。
どう考えていったら良いのかわからない場合は「不妊カウンセラー」がお手伝いいたします。
ぜひご相談下さい。
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