こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。
昨日は不妊治療の情報収集にChatGPTが役立つかどうかを検証した研究報告でしたが、こちらの報告は日本の医師国家試験にChatGPTが合格できるかどうか、GPT-3.5とGPT-4のパフォーマンスについての研究報告です。
ChatGPTは、英語圏と非英語圏ではその能力が異なることが指摘されています(トレーニング言語が英語のため)が、どのくらい違いがあるのかについては詳細な検討はされていません。
今回の報告では日本の医師国家試験でのGPT-3.5とGPT-4のパフォーマンスを比較し、非英語圏での臨床推論と医学的知識の信頼性について検討したものです。
2023年117回医師国家試験のうちChatGPTが解析できる254問で、必修問題、一般問題、臨床問題、臨床長文問題、および難難易度別に易しい、普通、難しいに分類して調べました。
その結果、GPT-4の方が全ての項目についてGPT-3.5を上回ったことが示されました。GPT-4はまた、ほとんどの項目で実際の受験者の正答率に近い正答率を示しましたが、難しい問題については実際の受験者の正答率(56.3%)を大きく上回る正答率(73.3%)を示しました。
すごいですね・・・。
昨日の不妊治療におけるChatGPTの結果は微妙でしたが、今後は大幅に変わってきそうです。
漢方はおそらくChatGPTでは対応が難しい分野だと思います。一人ひとりに向き合い、少しでも生活がより良いものになるようにお手伝いしていきたいと思います。
漢方薬局・鍼灸接骨院 & よもぎ蒸し・吸い玉・リフレクソロジーサロン
タナココ