冬の間の「ビタミンD」の守り方

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⛄️ 冬の体調変化は、ビタミンD不足?

冬になると、疲れやすさや体の重さを感じる人が増えてきます。

これはもしかすると「ビタミンD不足」が影響しているかもしれません。日照時間が減る「冬」は体の中ではビタミンDが不足しやすくなります。

ビタミンDは骨だけでなく、筋肉や免疫、代謝とも関係するため、冬の不調と関係しやすい栄養素です。

これまでの対策は、サプリメントを飲むか、体重を落とすことが中心でした。

脂肪が減ると、体内に溜まっていたビタミンDが血液中に出やすくなるためビタミンD不足では減量が役立つことが医学的には知られています。

ただ、体重を減らすことは簡単ではありません。特に冬は体にとって負担になることもあります。

今回紹介する研究は、体重を減らさない程度の運動が冬の体内環境にどのような違いが生じたかを調べた研究です。

中医学では冬は保つ、蓄える季節と考えます。今回の研究は中医学が大切にしていた考え方とも重なります。

では、具体的な研究の内容を見ていきましょう。


🧪 どんな研究?

この研究は「体重を減らさずに運動をした場合、冬の間のビタミンDはどうなるのか」を確かめるために行われました。

対象は、過体重または肥満で、日常的な運動習慣のない成人です。健康上の大きな病気はなく、年齢や体格は男女ともに幅があります。

参加者は二つのグループに分けられました。一つは運動を行うグループ、もう一つは生活を変えないグループです。

運動グループが行ったのは、週4回、室内での有酸素運動を10週間。ウォーキングや自転車など、特別な技術を必要としない内容です。

ここで重要なのは、体重を維持することが厳密に管理されていた点です。運動によって消費した分のエネルギーは、食事量を増やすことで補われました。

さらに

  • ビタミンDのサプリメントは禁止
  • 研究期間は10月から4月の冬季のみ
  • 日光によるビタミンD合成が起こらない時期に限定

という条件がそろえられています。

つまりこの研究は、「痩せたから」「日光を浴びたから」では説明できない状況で、運動そのものが体に何をもたらすのかを見た試験です。

この「動いても痩せないで」な珍ルール、まるで「お菓子は食べてもいいけど太らないでね」的なムチャぶり。でも、科学はここから面白くなるのです。


📊 どんな結果?

この研究では、体重は両グループとも、ほぼ変わりませんでした。

冬の10週間、運動をしなかったグループでは、体の中で実際に働くビタミンDである「活性型ビタミンD」が低下していました。

一方で、運動を続けたグループでは、この「活性型ビタミンD」が、ほぼ低下せずに保たれていました。

もう一つの指標である「貯蔵型ビタミンD」は、両グループとも冬に向かって下がりましたが、運動をしていた人たちでは、下がり方が穏やかでした。

この結果が示しているのは、サプリメントも日光浴も使わず、体重も変えない条件でも、運動そのものが、冬の体内環境に影響していたという点です。


🌱 冬は減らさず、保つ、蓄える──中医学の視点

中医学では、冬は「蓄える季節」と考えます。

体の働きは外に向かうより、内側を保つ方向に傾きやすい時期です。

この時期に無理な減量をすると、体を支える力まで消耗しやすいとされてきました。

今回の研究で注目したいのは、体重を減らさず、「保つ」ことを意識した運動によって、体の働きが保たれていた点です。

運動は、気や血の流れを促し、体の機能を落とさないための手段として考えられてきました。必ずしも「減量」につながるような運動でなくても、保つことを意識した動きで、内側の働きは支えられます。

冬は、減らさずに保つ、蓄える──この考え方が、今回の研究結果とも無理なくつながっています。


🏃‍♂️ 冬の体を守る、新しい視点

冬のビタミンD不足というと、サプリメントを摂取したり、減量したりすることが対策として効果的と言われることがあります。

ただ、中医学では、冬は「蓄える季節」と考えられてきました。この時期に頑張りすぎると、体を支えるエネルギーまで消耗しやすいとされます。

今回の研究が示したのは、ビタミンDは、減量を目的とするほどの運動量でなくても、冬の間保たれるということ。

冬に必要なのは、追い込むことより、バランスよく体を動かす──無理をしない運動習慣が、冬の体調管理の選択肢になります。

「冬」の運動は、ほどほどに。

体を守りながら、「春」へ向けた土台をほどほどに整えていく──冬はそんな付き合い方が合っているのかもしれません。

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