体内と体外で育った卵の質に違いはあるのか

こんにちは、相模原 タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。

 

 

卵を育てる環境(体内、体外)は、卵の質へ影響するのかどうか、体内で育てた方がよいのか、体外で育てた方がよいのか・・・。

 

この疑問について「体内で育てた方が良いはずだよね」と思っている方は多いと思います。おそらく専門家もそう思っていると思います。

 

体内で育てた場合と体外で育てた場合の卵の「質」について調べた研究報告があります。

 

染色体異常の割合

体内発育と体外発育で比較したところ、染色体異常については

       体内    体外
正倍数性   54%   51%
低モザイク   9%   13%
高モザイク  11%    9%
異数性    19%   17%
複雑、三倍体 8%    10%

 

 

形態(見た目)の割合

胚盤胞の形態(見た目)については

 

全ての女性の場合

      体内     体外
形態良好  73.7%  43.3%
形態不良  26.3%  56.7%


同一女性の場合

      体内     体外
形態良好  68.1%  43.3%
形態不良  31.9%  56.7%

 

となりました。

 

体外発育による染色体異常への影響はほぼなさそうですが、やはり形態(見た目)については差が出てしまいました。

 

形態については今後の課題ですね。

 

漢方でできること

漢方では、体外での発育でも良好な状態が保てるように時間をかけて準備することになります。

体外環境は卵にとっては過酷です。

採卵されるまでの環境をいかに整えるかを考えて処方を組み立てます。血流は十分だったのか、酸化・糖化の対策は十分だったのか、様々な点から発育を支える内容を考えて作っています。

従来の古典的な中医学の視点と現代医学を取り入れた中医学の考えを融合した方法は今までの妊活漢方とは異なります。

 

今まで試したけどダメだった、今現在試しているけどなかなかうまくいかない・・・などで悩んでいる方は、一度ご相談下さい。

 

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