人工授精の「妊娠率」

こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。

 

病院での妊活(不妊治療)はタイミング法 → 人工授精 → 体外受精、顕微受精とステップアップすることが多いと思います。

そのうち人工授精での妊娠率は日本産婦人科医会によると

「自然に近い不妊治療法であり、1周期あたりの妊娠率は5〜10%と高くはない」

としています。

 

そもそも、「ヒト」は妊娠しにくい生きものです。

何も問題がなくても、妊娠しないことがあるのが「ヒト」です。

 

人工授精を行なったとしても、自然妊娠に近い形の不妊治療ですので、もともとヒトがもつ妊娠率を大幅に高めるものではなく、漢方や鍼灸、骨盤矯正などもでもヒトが本来持つ妊娠率に近づけるものになります。

 

さて、先程は「人工授精の1周期あたりの妊娠率は5〜10%」とされていると言いましたが、年齢別、精子の運動率を考慮した場合の妊娠率についての報告があります。人工授精に関する研究は近年減少傾向にあるので貴重な報告です。

 

研究は1,117名の女性を対象に行われました。

その結果

・出産率は9.4%(275/2912周期)

・刺激の種類や精子の運動率に関わらず、年齢が43歳以上の場合、出産率は1%未満

・経口薬またはクロミッドとゴナドトロピンを使用している女性では、35歳未満で精子の運動率が49%未満、35〜37歳で精子の運動率56%未満の場合、38歳以上では、出産率は5%未満

であると報告しています。

人工授精での年齢、運動率、妊娠率<相模原 漢方 鍼灸 接骨 タナココ>

妊活では年齢の影響が大きいとされますが、人工授精では精子の運動率も重要であることがわかります。

 

人工授精での妊活では、現在の女性の年齢や、男性因子の問題点の有無、人工授精における妊娠率などを考慮しながら、妊活を進めることが大切です。

時間との戦いでもある妊活ですので、効率よく時間を使って進めてほしいと思います。

 

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