こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。
何かに挑戦した時、なかなかうまくいかず、
「何をやってもダメだ」
という考えに囚われ、抜け出せなくなってしまうことはないでしょうか。
一度そのような考えに囚われてしまうと、だんだん気持ちも落ち込み
「未来永劫楽しいことなんて起こらない」
「生きていることの何が楽しいのか」
となってしまう方もいると思います。
今日は、そんな気持ちになっている方に伝えたい内容です。
「何をやってもダメだ」と悩む方は、「完璧」であろうとして「不完全」であることが「悪いこと」のように考えていることが多いようです。
何かに挑戦しようとした時、一発勝負で何もかもがうまくいくことはそうありません。
失敗しないように準備すること自体は必要ですが、完璧さに身を置いてしまうと物事はうまくいかなくなります。
完璧を求めて準備したものが失敗すると、準備した分だけ落胆も大きくなります。
すると今度は小さな失敗も怖くなり
そのうち「失敗しないこと」に目標がすり替わるようになり、
失敗しないために様々な言い訳を考えて、「挑戦」をしなくなってしまうことがあります。
これが様々な場面で起こるようになると、挑戦を避け「努力」もできなくなります。
当然「失敗」する場面も増えてきます。
失敗が増えると、「自信」も失います。
すると
「どうせなにやってもダメだ」
という思考を「自動的」にするようになり
さらに挑戦を避けるようになります。
「何やってもダメだ」と思っている人は、このような状況を自ら作り出していないでしょうか。
完全であろうとすることが、実は不幸のスパイラルを作り出してしまっていることがあります。
何もしなければ失敗もしませんが、「何もしない」で生きていくことは不可能です。
不幸のスパイラルを作り出さないために、
挑戦したり、リスクを取ったり、時にはうまくいかないこともあるかもしれないけど、
そして完璧にできなくても「不完全であること」を受け入れる「勇気」を持つことが大切です。
この気持ちは「不完全である勇気」と呼ばれています。
挑戦することは完全であることよりも大切で、それは挑戦の先に成功や幸せがあるからです。
「不完全である勇気」をもつことは、理想とする自分自身から現在の自分を「減点法」で見るのに対し現実から「加点法」で自分自身を見ることができます。
「これができていない」
「あれもできていない」
から、
「これができるようになった」
「あれもできるようになった」
と自分自身の価値の向上を感じることができるようになり、人生は豊かになります。
失敗がどうしても恐ければ、まず1つ勝ち星を「取れるところから取る」ことから始めてもよいかもしれません。
少しずつ進むことが大切ですし、やって見て初めてわかることもあります。
一度失敗しても、その失敗を通じでできるようになったことがあるはずです。
失敗しても「不完全」なのですから気にする必要はありません。
また「失敗」と「ダメ」は違います。
「失敗」はただ「失敗」しただけです。
「不完全である勇気」を持つことで「何をやってもダメだ」という負のスパイラルから、きっと卒業できると思います。
それでも、何かに囚われてうまくいかない・・・という場合は、漢方でお手伝いしますのでご相談ください。