妊活・不妊治療で病院を受診するとまず様々な検査を受けます。不妊の原因をある程度探る検査です。
そこで原因が見つかれば改善することで早期に妊娠が可能になります。
しかし検査をしても特に問題がなければ、病院ではタイミング法の指導を受け、何度か試しても上手くいかない場合は、「そろそろ人工授精を・・・」と促され、人工授精でも上手くいかない場合は、「体外受精」または「顕微授精」を・・・と進んで行きます。
このような流れを通常「ステップアップ」と表現します。
それぞれのステップでの回数や期間は年齢や病院の方針で変わることはありますが、今の妊活・不妊治療の流れは概ねこのようになっていると思います。
妊活・不妊治療を始めるといろいろと生活が変化します。特に「時間的な制約が多いこと」に驚かれると思います。これはステップアップするにつれて顕著になります。
そのため仕事、家庭、プライベートに影響を少なからず与えることになり、中には妊活疲れ、不妊治療疲れになり、継続できなくなってしまう方もいらっしゃいます。
妊活・不妊治療はよく「出口の見えないトンネル」と言われます。そしてそのものが身体的・精神的なストレスになってしまうことがあります。
病院は成果(=妊娠・出産)を出すことが使命ですので、西洋医学的に見てその人が最短で妊娠できる方法で治療を進めていきます。しかしその進め方は必ずしも治療を受ける側の希望と一致しないケースがあります。
このような状況が続けば、ストレスも増え、妊活・不妊治療に影響を与えかねません。
妊活・不妊治療をどのように進めるかは人それぞれですし、その人に合った方法で進めるのが大切です。
原因不明の不妊治療では必ずしもステップアップする必要はありません。できることを、できるだけ行い、それを継続していくことが重要になります。
そのため、ステップが進んでいる場合は、時にはステップダウンして一息つくことも結果としては良い結果に繋がることもあります。
高度な治療へステップアップすることだけが妊活・不妊治療を成功させる方法ではありません。
原因不明の不妊の場合、妊活・不妊治療そのものを妨げないように、いろいろなステップを組み合わせる「ステップミックス」が妊活・不妊治療を成功させるのには大切になってきます。
ステップミックスを取り入れることで、その時に一番良い治療法が選択できるようになり、無理なく妊活・不妊治療を続けていくことができるようになります。
原因不明の不妊の場合、体外受精や顕微授精は最終手段ではありません。イメージとしては最後の手段に思えますが、体外受精で疲れた体を休めている間にタイミング法や人工授精で妊娠するケースもあります。
不妊の原因が西洋医学的に分からなければ、治療の順番にこだわらないステップミックスは、家庭や仕事の状況に合わせて最適な方法が選択できますので、妊活・不妊治療の負担を抑えることができます。
現在の妊活・不妊治療の技術では、体外受精などの生殖補助医療(ART)では女性の年齢が低いと高いので時間をあまり置かずに試すのも方法の一つです。
ステップミックスを行う上で試して欲しいのが漢方・鍼灸・接骨などの中医学や統合医療との併用です。
色々なステップで共通して大切なのが、「健康であること」です。
タイミング療法でも、人工授精でも、体外受精でも、顕微授精でも健康でいることは共通して重要です。
中医学、統合医療は西洋医学のような強いエビデンスは少ないものの、西洋医学での治療の隙間を埋めうるものです。
中医学は、長い年月をかけて培われてきた経験と、近年科学的にも発展してきている現代医学としての側面を合わせ持ち、妊活・不妊治療に貢献していますし、鍼灸・接骨なども広く利用されています。
特に、原因不明の不妊ついては、西洋医学では原因が特定できないため、別の視点を加えて行うことが有効な場合があります。
タイミング療法や人工授精などではより自然な環境での妊活・不妊治療となりますので、そのための準備として、漢方・はり灸・接骨などを組み合わせて置くのがおすすめです。
妊活・不妊治療は西洋医学が中心となることが多いですが、それだけでは結果に結びつかない場合、漢方・鍼灸・接骨などを組み合わせてみてください。
思いを叶えるため、精一杯サポートします。
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