こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。
ぐるぐると同じ考えが頭の中を回り続け、いつも気になってしまい、寝つきも悪いし、熟睡できない…
ぐるぐると考え続けてしまうことを「反芻(すう)思考」といいます。
反芻思考で困っている方はとても多いです。
嫌なことや不安に思っていることをぐるぐる考えてしまい、思考が止まらない、止めようと思えば思うほど止められない…。「反芻思考」は「うつ」の原因の1つと言われています。
嫌なこと、不安なことを繰り返し繰り返し考えることで、「嫌なこと」や「不安なこと」を何度も頭の中で経験してしまうことになり、気持ちもネガティブになりやすくなります。
また過去の嫌なことや不安だったことまで思い出してしまうことで、現実に起こっていることに対してもネガティブに捉えやすくなり、このことが続くと「うつ」になることがあります。
「反芻思考」は無理に止めようとしたり、考えない様にしようとすればするほど、嫌なことや不安に注目することになり、より反芻思考が止まらなくなり悪循環になってしまいます。
<反芻思考を止める方法>
・アウトプットする
嫌なことや不安は頭の中に閉じ込めておくと、嫌なことや不安がどんどん大きくなってしまいます。反芻思考が始まった早い段階で、アウトプットすることが重要です。
アウトプットは「人に話す」「書き出す」などですが、頭にあることを、話したり書き出すことで整理されやすくなります。
また考えていることを、アウトプットするときには、重要なこと、重要ではないこと、急ぎのこと、急ぎではないことなどに分けることで、どの様な対処が必要なのかがわかりやすくなります。
・考えを他のものに置きかえる
嫌なことや不安なことを頭の中に入れっぱなしにしておくと、何度も嫌なことを思い出しますし、不安も大きくなってしまいます。ぐるぐる思考が回りっぱなしになりそうなときは、他に集中できるもので頭の中のものを置き換えていきましょう。
体を動かすこと、例えば「筋トレ」や「ヨガ」などは、筋肉を意識したりバランスを意識したりするので、別のものに意識が向きやすくなり反芻思考を止めやすくなります。
この他にも、何か集中できるものがあればそれでもいいのですが、体を動かすことの方が反芻思考を止めやすい様です。
グルグル思考=反芻思考、はメンタルが不安定になりやすい思考です。常に何か考えてしまう、1つ考えにとらわれてしまうことが増えてきたら、早めに対策をしてください。
反芻思考は「考えない様にする」「気にしない様にする」ことで解決することは難しいです。上記の方法は慣れるまでに時間がかかりますが有効な方法ですのでじっくりと取り組んでみてください。
反芻思考は思考の「クセ」のようなものです。「クセ」を直すためには時間がかかりますので、地道にづづける必要がありますが、まずは「あ、反芻思考になりそうだな。」と気づくところから始めていきましょう。
気づくことができるようになったら、「アウトプット」や「置き換え」でグルグル思考が回る前にブレーキをかけていきます。
時間はかかりますが、続けていくことで少しずつ反芻思考にとらわれにくくなります。
反芻思考は厄介なクセですが直すことができます。ぜひ試してみてください。
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