クロミッド(クロミフェン)で薄くなった内膜

こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。

 

クロミッド(クロミフェン)で薄くなった内膜

クロミフェン使用時に内膜が薄くなってしまい、薬を変更したという経験のあるか方もいると思います。

クロミフェンは妊活・不妊治療に使用されることの多い薬の1つですが、人によっては服用により子宮内膜が薄くなってしまい、移植に影響を与えてしまうことがあります。

 

移植可否の指標の一つとして「内膜の厚さ」があります。

 

子宮内膜を薄くさせない方法として、hMGを追加する方法がありますが、果たしてこの方法は有効なのでしょうか。

 

そのことを検証した研究があります。この研究は必ずしも「見た目」での内膜の厚さは着床率を高めるものでない可能性を示唆するものです。

 

研究では、「1日25mgのクロミフェン」と「クロミフェン+hMG 75単位」での内膜の厚さを比較しています。

その結果「クロミフェン+hMG 75単位」で内膜の厚さが増加し、hMGによる内膜の厚さの増加効果が示された一方、着床率には違いが見られなかったと報告しています。

 

hMGの使用で厚くなった内膜は着床率、出生率をあげることに結びつきませんでした。子宮内膜が厚くなる=着床率、出生率を高めることではないことがこの報告から言えると思います。

クロミフェンで薄くなった内膜はhMGを使用することで、厚さが増加しますが、着床率と出生率の増加には繋がらないことが示さた研究報告ですが、このことは着床には子宮内膜の厚さ以外にも重要な因子があることが示唆される報告でもあります。

 

西洋医学的には「厚さ」以外の指標がありません。そのため妊娠率を高めるためには「別の視点」が必要になります。「別の視点」として有効なものの1つとして「漢方」があります。

「漢方」で子宮内膜が「厚く」なることもありますが、厚くならなくても、子宮内膜の「質」を高めるためのアプローチをすることができます。

 

内膜が厚くならず、移植してもなかなか着床しない場合、ぜひ漢方を取り入れてみてください。解決のお手伝いがきっとできると思います。

 

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