こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。
胚の染色体異常は「胚」自体が抱えてい問題と捉えられていますが、精子の「質」が問題の一端を担っているかもしれないという研究報告があります。
この研究は、原因不明の反復着床不全(RIF)のケースで、精子DNA断片化指数(DFI)と次世代シーケンサー(NGS)を用いて、着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)との関連性を調べたものです。
2017年1月〜2022年3月の間に119回のPGT-Aを行った原因不明の反復着床不全のカップル119組を分析しました。
119組の男性を精子DNA断片化指数(DFI)により以下の3つのグループに分けました。
Group1(低度、DFI≦15%)
Group2(中等度、15%<DFI<30%)
Group3(高度、DFI≧30%)
精子のDNAのダメージの程度(精子DNA断片化指数=DFI )は精子クロマチン構造解析(SCSA)法で測定し、5日目または6日目の外胚葉生検はNGS法で行いました。着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)により受精、良質胚、異数性率、流産、生児出生、新生児欠損を分析し比較しました。
その結果、異数性胚の割合は高DFI群(42.71%)が中群(28.39%)、低群(27.80%)より有意に高く、流産率は高DFI群(27.27%)、中群(14.29%)が低群(0.00%)より有意に高いことがわかりました。
妊孕性、良質胚率、妊娠率、生児出生率、新生児欠損に関しては、3群間で有意差は認められませんでした。
この報告では、精子の DNA 損傷は、原因不明の反復着床不全症例における胚盤胞の異数性および流産率と関連していることを指摘し、DFIが高い男性患者に対しては、PGT-Aによる胚の選択と、体外受精・顕微授精まえには精子のDNAへのダメージを低下させる努力を考慮すべきであると述べています。
「反復着床不全」(repeated implantation failure:RIF)とは1~2個の形態良好胚を3回以上移植しても臨床的妊娠に至らない場合の状態を言います。
思っているよりこの原因には精子の状態が関係しているかもしれません。
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