自律神経失調症と漢方

自律神経失調の漢方治療

自律神経失調症でお悩みの方に。
こころとからだの緊張を和らげる漢方・鍼灸・接骨を。

 

新型コロナウイルス感染症の影響で、何かとストレスが多くなってきています。自由を制限されると心だけでなく、体も疲れてきます。

心と体が疲れてくると、自律神経の働きがうまくいかなくなることがあります。

自律神経には、日中や活動時に優位になる「交感神経」と、夜やリラックスしている時に優位になる「副交感神経」があります。

自律神経は体の状況を意識せずに判断し、その時の環境に応じて自動的に体の状態を「良い状態」に保つ神経です。体温調節、血圧調節、ホルモン分泌など様々な働きを調整するため、このバランスが乱れると非常に不快でつらい症状が引き起こされます。

通常これらの神経がバランス良く働くことで、活動・休息をコントロールするのですが、何らかの影響で自律神経のバランスが崩れると、体の不調が起こります。

不調時にみられる症状は多彩で、そのひとの弱い部分に症状があらわれやすく、お腹の弱い人はさらに便秘や下痢がひどくなり、眠りが浅い人は不眠がひどくなり、肩こりや頭痛が日頃からある人はコリや痛みが悪化します。

バランスを崩す原因としてはやはりストレスが多く、加えて以下の様な方は「自律神経失調症」になりやすいと言われています。​


・几帳面、心配症、生真面目、神経質でストレスを溜め込むような人
・仕事が忙しく、生活リズムが乱れている人
・ホルモンのバランスが乱れやすい人(月経不順、更年期、妊産婦)

 

めまい、ふらつき、倦怠感、疲労感、肩こり、頭痛、呼吸が浅い、気力がない、手足のしびれや痛み、手足の冷え、動悸、顔がほてる、便秘、下痢、胃の痛み、食欲不振、不眠、耳鳴り、喉のつまりや異物感、イライラ、頭痛、汗が止まらない、冷え・のぼせなど、様々な不調を引き起こします。

 

症状が多彩であるため、病院を受診しよう思っても、どの科を受診したら良いかわからない場合がしばしばあります。

そして受信したとしても、自律神経の乱れは器質的な問題ではなく機能的な問題ですので、検査では異常なしとされるケースが多々あります。

しかし、自律神経失調症は体からの危険信号ですので早めの対応が必要です。

 

中医学では心と体のバランスを、「陰陽」「五臓」「気血水」などの視点でチェックし、どこがどのように崩れているか確認して、漢方を選んでいきます。

自律神経失調症の場合は、特に五臓のうちの「肝」や「心」が関係していることが多く、「肝」と「心」の機能が低下すると自律神経失調で見られる症状がみられます。

 

中医学での「肝」は、気の流れを調節し、情緒を安定させたり、「血」を貯蔵したり、筋肉の調節を行います

「心」は西洋医学的な心臓と同じように「血」の循環を調節したり、文字通りの「心(こころ)」の状態を調整します。

そのため、自律神経失調症を治療する際、漢方では「肝」や「心」に対してアプローチしますが、自律神経失調になる背景は様々で、単にこの処方使えば大丈夫!というものは存在せず一人ひとりに合わせた調整を行うことが大切です。

使用する漢方は様々ですが、

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
八味地黄丸(はちみじおうがん)
桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)
柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
香蘇散(こうそさん)
加味逍遙散(かみしょうようさん)
四逆散(しぎゃくさん)
柴朴湯(さいぼくとう)
抑肝散(よくかんさん)
釣藤散(ちょうとうさん)
酸棗仁湯(さんそうにんとう)
甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)
女神散(にょしんさん)
帰脾湯(きひとう)
半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
五苓散(ごれいさん)
苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
真武湯(しんぶとう)
黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
桃核承気湯(とうかくじょうきとう)


などがあります。

 

自律神経失調症は中医学的アプローチと相性がよいためお悩みの際はご相談ください。

 

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