
子どもが欲しい!と思った時に知っておくべき知識について定期的にアップデートしています。最新の海底は2022年ですが、基本的な内容なので改めてお知らせしたいと思います。
米国生殖医学会(ASRM)は、子どもが欲しいと思った時に自然妊娠をするための可能性を最大限にするために知っておくべき知識について伝えています
そのまとめです
①年齢について
・避妊しない場合、妊娠率は最初の数ヶ月が最も高く、その後徐々に低下する
・約80%のカップルは最初の6ヵ月間に妊娠する
・1ヵ月あたりの妊娠率は最初の3ヵ月間が最も高い
・妊孕性は20代後半から30代前半がピークで、40歳では約半分に低下する
・出生率は加齢と共に減少し、年々流産率は上昇する
・男性の精液所見は35歳を過ぎると低下するが、男性の妊孕性は約50歳までは影響を受けにくい
②妊娠しやすい期間
・妊娠しやすい期間は排卵日を含む6日間
・排卵前2日以内が妊娠率が最も高い
・年齢は妊娠可能期間の長さやタイミングに影響しないが妊娠率は年齢とともに低下する
③頻度
・男性の5日以上の禁欲期間は精子数に悪影響を及ぼす可能性がある
・2日程度の禁欲期間は精子濃度に影響はない
・頻繁な射精は生殖能力を低下させない
・乏精子症の男性では、毎日の射精で精子濃度と運動性が高くなることがある
・妊娠しやすい時期にタイミングを指示することはストレスを与える可能性がある
・妊娠しやすい時期1回のみタイミングをとった場合の妊娠率は低いため、妊娠しやすい期間に1~2日おきにタイミングを取ると妊娠率が高まるが、最適な頻度は夫婦で話し合うことが好ましい
④妊娠の可能性の期間を知る
・カレンダー法では黄体期の長さは約14日と推定し予測することが一般的(28日周期の場合の排卵日は14(28-14=14)日目、妊娠しやすい期間は9〜14日目、30日周期の場合の排卵日は16(30-14=16)日目で妊娠しやすい期間は11-16日目)
・カレンダー法を用いたスマホアプリと尿中排卵検査薬を比較した場合の排卵日の予測精度は最大で21%
・妊娠しやすい期間は周期によって変化しない
・排卵検査薬では、陽性になってからの2日間で、いつ排卵するかはわからない
・検査の偽陽性は約7%に見られる
・排卵検査薬の使用は妊娠までの期間を短縮する
・頸管粘液のチェックでは、粘液がサラサラし透明な状態が妊娠しやすいタイミング
・頸管粘液量は、排卵前5〜6日の血中エストロゲン濃度とともに増加し、排卵前2〜3日以内にピークとなる
・粘液量がピークに達した日(0日目)が妊娠率は最も高く(約38%)、ピークの前日または翌日には低く(約15%〜20%)なる
・頸管粘液の特性の変化は、カレンダー法よりも正確に妊娠しやすい期間を予測する
・妊娠しようとすることに関連するストレスは、性的自尊心、満足度、および夫婦生活頻度を低下させる
・カレンダー法、排卵検査薬、頸管粘液検査は効率よくタイミングを取るための方法であり、強制的なものではない
⑤習慣
・タイミングをとった後の姿勢には根拠はない
・精子は排卵期では15分(報告によっては2分)以内に卵管内に移動する
・精子は排卵する卵巣側の卵管で優位に観察される
・体位が妊娠率に影響を与えるという根拠はない
・女性のオルガスムと妊娠率の関係はわかっていない
・産み分けのための強い根拠ある方法はない
・潤滑剤の中には妊孕性を低下させるものがあるが、潤滑剤と妊娠率の関係をみた論文では影響がないという報告が一般的
このほか食事やライフスタイルについても以下のように述べています
・妊娠を希望する男性および女性は、喫煙や娯楽目的の薬物の使用を控えるべきで、妊娠を希望する間は、アルコールやカフェインの摂取は最小限から中程度に制限する必要がある
・妊娠を目指す男性と女性には、全般的な健康状態への影響を考慮して、健康的なライフスタイルと食生活を目指すべきである
・妊娠を希望する女性は、葉酸のサプリメント(400 μg)を摂取する必要がある
・生殖年齢の男性と女性は、可能な限り、食品、大気、水、美容などのパーソナルケア製品に含まれる内分泌かく乱化学物質や大気汚染への曝露を減らすべきである
これらの内容は、子どもがほしいと思った時に自然妊娠のために知っておいてほしい内容として米国生殖医学会(ASRM)が述べている内容です
これらの従っても妊娠しない場合は、検査を含めた不妊スクリーニングや治療が必要となる可能性があります
妊活の情報は玉石混交です
不妊治療ではデータに基づく西洋医学的な治療で道筋をつけながら、漢方や鍼灸を上手に役立てていきましょう
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