歯周病と慢性疾患

こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。

 

歯周病があると精神障害などさまざまな慢性疾患のリスクが上昇するという報告がありました。

この報告では、一般診療データ6万4,379名のデータを解析した結果、心血管疾患、自己免疫性疾患、心代謝疾患、精神疾患のリスクが上昇することを報告しています。

口腔ケアの重要性は以前より指摘されていましたが、改めてその重要性が示されたことになります。

この報告から、歯周病は口の中だけの問題ではなく、全身疾患として捉えることが必要だということです。口腔ケアはもちろんのこと、からだ全体のバランスを意識した対応が必要になります。

一方で歯磨きがきちんとできていても、歯科に通院していても、歯周病が根治できない人もいます。これはからだ全体のバランスが崩れていることが関係しています。

歯周病ケアでは歯科治療に加えて漢方でのアプローチが効果的な場合も多く、歯周病の治療中に別の不調で漢方を服用していたら、歯周病が改善したということもよく経験します。

歯周病は中医学的には、原因として胃熱、肝火、心火など「熱」が原因となることがあり、それぞれに効果的な処方があります。このほか、脾気虚などの影響による免疫系のトラブルが原因となることもあります

 

歯周病は40歳以上の8割がかかっているとされ、沈黙の病気と言われるほど初期症状が乏しく治療のタイミングが遅れると歯を失うこともある病気です。

歯周病はもはや口腔内の問題ではなく全身性の問題と捉えて対処する必要があります。口腔ケア、全身ケアをしっかりとおこなって歯と体を健康に保ちましょう。漢方も役立ちますので取り入れてみてください。

 

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