妊活と運動

相模原 タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。

 

「妊活中の適度な運動は妊娠率を高める」と考えられています。様々な書籍や雑誌、ネット上では妊活ブログなどでも運動をすすめたりしています。

 

適度な運動はストレスを軽減させることもわかっていますし、良い睡眠にも導く効果があります。新陳代謝を高めたり、骨盤内の血行を改善させて生殖器官の働きを正常化させたりもします。冷え症の改善効果もあります。


このように、妊活に良いと考えられている適度な運動ですが、「適度な運動」とはどのくらいの運動を指すのでしょうか。運動が妊活に悪影響を与えることはないのでしょうか。

 

排卵に対する運動の影響についてのシステマティックレビューがあります。

 

不妊の原因の一つに排卵障害があります。

 

いろいろなデータがありますが、ある報告では不妊の原因の約30%を占めるとも言われています。これは身体活動などのライフスタイルの要因が重要と考えらていますが、運動と排卵の関係は様々な要因が複雑に関係しているため、妊活での運動の効果についてははっきりわかっていませんでした。

 

そこで、今までの研究報告を分析したところ、極度に運動量が多い場合には排卵障害が起こる可能性が示されました。

 

極度に運動量が多いというのは1日60分以上です。

 

一方で1日30〜60分の運動では排卵障害のリスクは低下する可能性があることもわかりました。

 

運動が排卵に影響を与えるメカニズムは、おそらく視床下部-下垂体-副腎(HPA)系の活動の増加が視床下部-下垂体-性腺(HPG)系の変調を引き起こすことによるものと考えられます。

 

激しい運動は、エネルギーの消耗、低レプチン、変動するオピオイドがHPAの機能障害に関係しているとされています。

 

今回の分析では、排卵障害のある正常なBMIの女性に対する研究が不足しているなどの問題もありますが、過度な運動は排卵を調節するシステムに影響を与え排卵障害を引き起こす可能性があるようです。

 

運動の種類やその強度についての詳細はわかりませんが、1時間以上の激しい運動は妊活中は、特に排卵障害性の原因が考えられる方は気をつけた方が良さそうです。

 

このほか、PCOSの有無に関わらず太りすぎや肥満の女性では、運動することでインスリン抵抗性が改善し、また遊離アンドロゲンレベルが低下することで排卵のHPAによる調節が回復することもわかりました。

 

運動はがむしゃらにではなく「適度」に取り入れて妊活を成功させましょう。また、漢方で内側からの環境づくりも合わせて行うと効果的です。

 

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