妊活と漢方

こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。

 

妊活は時間との戦いとよく言われます。

しかし妊活で結果がでるまでは時間がかかることも多く、妊娠・出産するために頑張っていること自体がストレスとなり、妊活自体が妊活に不利な状況を作り出すこともしばしばです。

 

ストレスフルに妊活を頑張っている中、何か良い方法はないかと探し

「漢方を併用するといいらしい」

とネットの情報で見たり、実際にされている方から聞いたりして来局される方が多く、中医学に期待をしていただくのは嬉しいのですが、相談される方の中には漢方を併用すると1〜2回の周期で妊娠できると期待される方がいらっしゃいます。

 

確かに短期間で効果があることもありますが、やはり短期間で成果を出すことは難しいです。また西洋医学的に報告されている妊娠率を大幅に超えた成果を出すことも同様に難しいです。

 

「妊娠率 ◯◯ % !!!」

「服用してすぐに妊娠したとの報告多数!!!」

 

など、西洋医学的なデータでは見たこともない数字で大きく宣伝しているところを時々見かけます。飛びつきたくなる気持ちは理解できますが、現実的ではありません。

 

 

卵胞の発育にはとても時間がかかります。

日本産婦人科医会の説明によれば

「卵胞発育はゴナドトロピン感受性の有無に左右される。まず感受性ない原始卵胞から前胞状卵胞までは、ゴナドトロピン非依存的に約120日かけて発育する。2mm以下の前胞状卵胞から胞状卵胞までは感受性があるが、感受性は低く約70日かけてゆっくり発育する。直径2-5mm以上の胞状卵胞になると感受性は高くなり、月経周期に伴うゴナドトロピンの変動に応じて、およそ14-20日で急速にグラーフ卵胞になる。」

 

妊活では時間の経過による「卵の質」が問題になるのに、育つのにはとても時間がかかります。

 

そのため漢方を始めてもすぐには効果が出にくく、漢方で効果を出すには一定の期間以上継続する必要があります。

 

「時間」そのものが妊活では問題になる一方で、卵胞の成長にはとても時間がかかるというのはなんとももどかしくありますが、漢方を併用する際にはご理解していただけたらと思います。

 

また、妊活においては、中医学による妊活では従来の古典的なアプローチ(腎虚、気虚、血虚、瘀血など妊娠の妨げになる原因を解消する弁証論治によるアプローチ)に加え、現代中医学を用いてアプローチする方法を合わせて行うとより効果的です。

 

日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、妊活での漢方の効果を検証した研究の中には、弁証論治で導き出した処方ではなく、例えば妊活で問題になる高FSHを改善したり、胞状卵胞数を増加させたりする処方や、着床しやすさに関係する着床因子を増加させたり着床後に胎盤形成を促進したりする処方があったりもします。元々の卵の数は増やせませんが、AMHを改善できたりもします。

 

また、生薬を詳しく分析し妊活にプラスに働く可能性がある成分を含んでいる生薬を、従来の使用方法とは異なる使い方をして効果を上げている報告もあります。

 

時間のかかることの多い妊活ですが、漢方を併用する際は従来の経験による処方と「科学的」に検証された処方を組み合わせることで、西洋医学的な治療をスムーズにしたり、漢方の効果をより高めることが期待できます。

 

日本ではあまり行われていない方法ですが、妊活での漢方の併用ではおすすめの方法ですのでぜひご相談ください。

 

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