妊娠中・授乳中のむずむず脚症候群

むずむず脚症候群と漢方<相模原 漢方 鍼灸 接骨 タナココ>

こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。

 

妊娠中・授乳中に足の感覚に異常を訴え、そのことで不眠になることがあります。

もしかしたら、それは「むずむず脚症候群」かもしれません。

 

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)は

・脚がむずむずする
・虫がはっているかのような嫌な感じがある
・炭酸が弾けてプチプチする感じがある
・ほてる
・チリチリする感じがある
・じっとしていられず強く足踏みをしたくなる

と様々な言葉で表現される感覚の異常を訴える病気で、症状は安静時に強く見られ、動かすことで症状は軽減します。

特に夕方〜夜に症状が見られることが多いです。

そのため、寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めて再び眠りにつきにくいなど、睡眠のトラブルに結びつくことがあります。

 

このむずむず足症候群ですが、日本での有病率は2〜5 %程度とされていますが、妊婦さんで高い傾向にあり、妊娠していない人に比べると2〜3倍多いと言われています。

この症状は多くは出産後や授乳が終わる頃には見られなくなります。

むずむず脚症候群は脳の伝達物質の伝達異常や鉄不足、ビタミンD不足などが関係していると言われています。

特に妊娠中、授乳中に見られるむずむず脚症候群は、プロラクチンが関係していると考えられています。

治療薬もありますが、妊娠中は服用できない薬もありますので、注意が必要です。

鉄不足(血清フェリチン値が低い)の場合は鉄剤を服用し、服薬による有益性が上回る場合はレグナイト(ガバペンチンエナカルビル)を使用します。

日常生活では
・刺激物(カフェイン入り飲量、アルコール、タバコ)をやめる
ウォーキング
・入浴(ぬるめのお風呂や出るときに足に少し冷たい水をかけるなど、人によって楽になる方法は変わります)
・ストレッチや足・足裏マッサージ
・規則的な生活習慣(過労により悪化する場合があります)
・バランスのとれた食事(鉄分不足にならないように)
などに気をつけると症状が和らぐことがあります。

このほか、重度の場合は西洋薬との併用が必要な場合もありますが軽度であれば漢方や鍼灸が効果的なことも多いです。その場合は一人ひとりの体質や症状の程度によって内容を調整することでより効果的になります。

漢方は様々な処方が試みられています。

抑肝散(よくかんさん)、抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)、柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)、桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)、逍遙散(しょうようさん)、加味逍遥散(かみしょうようさん)、帰脾湯(きひとう)、加味帰脾湯(かみきひとう)、滋陰降火湯(じいんこうかとう)、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)、三物黄芩湯(さんもつおうごんとう)、芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)、温胆湯(うんたんとう)、

むずむず脚症候群による感覚は非常に不快で自由に足を動かせない状況においては大きな苦痛を感じQOL(quality of life:生活の質)は著しく低下します。

さらに、見た目には変化がなく、また周囲の人に理解されにくため、早期の受診や診断・治療が遅れるなどの場合もあるためこのことも QOL 低下の原因の一つとなっています。特に妊娠中・授乳中は体や心が疲弊していることもありより深刻です。

違和感を感じたら悪化させないよう、早めの相談が重要です。

 

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