
職場で毎日飲んでいるコーヒーが悪玉コレステロールを上げているかもしれないという報告があります…。
私たちの暮らしに欠かせないコーヒー。
とくに職場では「気合を入れる一杯」や「一息つくための一杯」として多くの人が愛飲しています。
でもその一杯、実は健康リスクを引き上げているかもしれません😳
今回の論文は、そんな「見えないリスク」を科学的に暴いた、ちょっとドキッとする内容です。
☕ 実はちょっとクセモノ?コーヒーに含まれる自然成分の話
コーヒーには「カフェストール」と「カウェオール」という成分が含まれていますが、どちらもコーヒー豆に自然に含まれている成分です。
専門的には「ジテルペン」という種類の脂溶性(油に溶けやすい)成分で、コーヒーの風味や香りの一部にも関係しています。
でも実はこのジテルペン、たくさん摂ると体の中でLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)を上げる可能性があることが、昔からの研究でわかっています。
特に「フィルターを通さずに淹れたコーヒー」に多く含まれる傾向があるんです。
つまり、どんな方法でコーヒーを淹れるかが、私たちの健康にちょっとした差をつけていたというわけです。
📊 淹れ方でこんなに違う? コーヒーに含まれる成分のひみつ
研究では、スウェーデンの職場で実際に使われているコーヒーマシンを調査し、いろんな種類のコーヒーに含まれるジテルペンの量を比べました。
その結果、たとえば「豆を挽いてドリップするタイプのマシン」では、カフェストールという成分が平均で176mg/Lも入っていたんです。
一方で、家庭でよく使われるペーパーフィルターで淹れたコーヒーには、たったの12mg/L程度しか含まれていませんでした。
さらに、鍋で煮出す「ボイルドコーヒー」ではなんと939mg/Lという高い数値に。
けれど、布で濾すと一気に28mg/Lまで減ることがわかっています。つまり、どんな器具や方法でコーヒーを淹れるかによって、体に取り込まれる成分の量がぐんと変わるんですね。
💓 毎日のコーヒー選びが、将来の健康にやさしくつながるかも
研究では、職場でよく使われているコーヒーマシンと、家庭でよく見かけるペーパーフィルターを使ったドリップコーヒーを比べたところ、含まれているジテルペンの量に大きな差があることがわかりました。
この違いをもとに、もしコーヒーマシンのコーヒーをフィルターを通した方法に切り替えた場合、血液中のLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)が下がる可能性があるとされています。その変化は、心臓や血管の健康にとって、前向きな影響をもたらすかもしれません。
つまり、日々のコーヒーの淹れ方を少し見直すだけで、体にやさしい変化が期待できるんです。
ちなみに、「カフェストール」や「カウェオール」は、自然な成分であって毒ではありませんし、すぐに健康に悪影響が出るわけではありません。
ただ、問題になるのは「長く知らずに摂りすぎること」。だからこそ、「どんな淹れ方のコーヒーを飲んでいるか」に目を向けてみることが、未来の健康を守る小さな第一歩になります。
🔍 この研究、どんな方法で調べたの?信頼できるポイントと注意点
今回の研究の良いところは、実際にスウェーデンの医療施設で使われているコーヒーマシンからコーヒーを採取して調べた、という「現場目線」のリアルなデータにあります。
しかも、成分の測定には正確な分析装置を使っており、信頼性の高い結果が得られています。
ただし、調査に使われたマシンは14台とやや少なめで、それぞれの機械の詳しい仕組み(フィルターの細かさ、水温、圧力など)までは追えていません。
ですから、「このマシンは安全」「このタイプはNG」とまでは言い切れない部分もあります。
でも、マシンの種類や淹れ方によって、ジテルペンの量が大きく違うという発見は、日々のコーヒー選びに役立つヒントになりそうです。
🍽️ 明日からできる!体にやさしいコーヒーの楽しみ方
コーヒー好きな人にとって「控える」って、ちょっとハードルが高いですよね。
でも安心してください。今回の研究が教えてくれたのは、「やめる」のではなく「選び方を変える」だけでも体にやさしくなるということ。
たとえば、家ではペーパーフィルターを使ったコーヒーを選ぶようにしたり、職場でのコーヒーを1~2杯にとどめる工夫をするだけでも十分です。
もしミルクを加えるなら、脂肪の多い生クリームよりも、オートミルクのような植物性ミルクの方が、コレステロールにやさしい選択になります。
ちょっとした工夫で、コーヒーの時間をもっと健康的に楽しめるようになります。
🌿 中医学の視点で見るコーヒー「気を巡らせ、心を整える一杯」
中医学では、コーヒーは五臓の「心・肺・脾」に働きかけます。
「心」に働くことで、気分が整い、気持ちが落ち着いて、集中力ややる気を引き出す手助けになります。
「肺」には、気を巡らせる作用があり、コーヒーの香りや刺激によって、呼吸が深まり、眠気をやわらげるサポートになります。
「脾」には水分代謝を調整する働きがあり、コーヒーには利尿作用があるため、むくみや重だるさの改善に役立つことがあります。
こうした作用から、朝の一杯のコーヒーは心身のリズムを整え、すっきりとした1日をスタートさせる良き相棒にもなります。
ただし、薬膳的には「温性」の性質を持つため、たくさん飲むと「心火」や「肝火」を強めて、動悸やイライラ、不眠といった不調を招くことも。
また、研究で指摘されているように、未濾過のコーヒーをたくさん飲むことでLDLコレステロールが上がる可能性があるため、中医学的に「痰湿」や「瘀血」に注意して取り入れる必要があります。
ペーパーフィルターで余分な成分を取り除きつつ、自分の体調や季節に合わせて飲み方を調整していくことが、健やかなコーヒー習慣のコツです。
☕️ コーヒーの選び方が、あなたの未来の健康をやさしく支える
コーヒーは、ただの飲み物ではなく、私たちの暮らしの中で心を整え、気分を切り替える大切な存在です。
でも、どんなふうに飲むかによって、体への影響も少しずつ変わってきます。
今回の研究を通じてわかったのは、「ちょっとした選び方で健康への影響をやわらげられる」ということ。
もし最近、体の疲れが抜けにくい、動悸が気になる、眠りが浅い…そんな小さなサインを感じているなら、それは体が「ちょっと気にかけてほしい」と伝えているのかもしれません。
そんなときは、飲み物の選び方を見直してみたり、中医学の専門家に相談してみるのもひとつの方法です。
大切なのは、「無理なく、自分に合ったケアを見つけること」。あなたの体は、あなたのちょっとした気づきを待っています。
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