高齢者の1日の歩数と睡眠

こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。

 

高齢化社会では、運動不足や睡眠障害が大きな問題となっています。身体活動が睡眠の質に関連しているというエビデンスが増えていますが、毎日の歩数と睡眠の関連についてはよくわかっていませんでした。

今回、毎日の歩数と睡眠の関連について調査した研究があります。

睡眠(相模原 漢方 鍼灸 接骨 タナココ)

2015年8月~2016年3月、65歳以上の855名についての調査です。

期間中は3ヵ月ごとに平均7~8日間、リストバンドセンサーで、総睡眠時間、睡眠効率、中途覚醒時間(WASO)などと1日の歩数についての関係を調べました。参加者の年齢の中央値は73歳、男性317名、女性538名でした。

その結果、睡眠時間と歩数については有意な相関関係はありませんでしたが、歩数と睡眠効率には正の相関があることがわかりました。また、中途覚醒時間、中途覚醒回数、昼寝時間と逆相関を示しました。

この結果は、高齢者の歩行歩数と睡眠の質に関係があることを示唆しています。

 

身体活動と睡眠のメカニズムについてはよくわかっていませんが、身体活動により全身性炎症が軽減し、体と心のバランスが改善されることによると考えられています。

運動の習慣があまりない方で、睡眠トラブルで悩んでいる方は、無理のない範囲でウォーキングなどで「歩行」数を増やしてみましょう。

それでも難しい場合は漢方でもお手伝いできます。

 

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