糖質過剰による体調不良
糖質の摂取が過剰になることで体は不調をきたします。
糖質が過剰になると肥満や糖尿病に繋がりやすくなることは認知されていますが、このほかにも多くの病気の原因にもなることがわかってきています。
心筋梗塞、脳卒中、がん、認知症、骨粗しょう症、不妊症など・・・
糖質と不眠の関係
このほかにも最近では「不眠」に関係している可能性があるとする報告が増えています。
糖質量は食品により異なりますし、食べた後の血糖値が上昇するスピードも食品により異なります。
糖質量は「グリセミックロード(GL)」、血糖の上昇スピードの指標を「グリセミックインデックス(GI)」と言いますが、高GL、高GIが不眠の原因とする研究報告がありました。
77,860名(追跡調査後は53,069名)の閉経後の女性について、GI、GL、その他の炭水化物、食物繊維、特定の炭水化物含有食品の関係を調査しました。
日常生活でのGI値によりグループを5つに分けて調べたところGIが高い食事をしているグループの有病率は、低いグループに比べ11%高く、また不眠症の発症率についても16%高くなることがわかりました。
また高いGLの食事をしている場合についても不眠症のリスクが高くなることもわかりました。
食物繊維、全粒穀物、フルーツ(ジュース以外)、野菜の摂取量が多いと不眠症の罹患率は低下していました。
またフルーツには糖が含まれているため、健康し同時にはその摂取量についても注意する必要があると言われることも多いのですが、今回は糖がリスク上昇に関与しなかった理由として、同時に繊維質も豊富であるため糖の吸収を抑制し、血糖値の急上昇を防いだためと推測されています。
この研究報告は、閉経後の女性の高GI食が不眠症の危険因子である可能性を示唆していますが、報告者はすべての人に当てはまると推察しています。
日々様々な研究が報告されていますが、日々の食生活の重要性を指摘するものが多くあります。
糖質・不眠・不妊
以前のブログで睡眠不足が不妊の一つの要因として挙げられていることをお知らせしました。
また、中性脂肪が卵子の質を低下させる要因として考えられる報告もお知らせしました。
睡眠不足、糖質過剰は妊活には大敵です。
忙しい毎日の中で、これらのケアを丁寧に行うことは大変だと思いますが、妊活中の方は気をつけてみてください。日々のケアに加えて漢方・鍼灸・接骨施術で体のバランスを整えることで、妊娠率の向上が期待できます。妊活では「何か1つ」よりも、様々な角度でアプローチするとよい結果に繋がることが多いようです。ご相談ください。
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