糖尿病性神経症害は糖尿病の合併症ですが、血糖値が少し高いくらいであっても痛みに鈍くなるなどの症状がみられ、その後の糖尿病性神経障害の高いリスクになるとした研究が報告されました。
しめじ
「血糖値がすこし高めでも糖尿病と診断はされていない状態」が神経障害発症にどのような影響を与えるのか調べた研究はありませんでした。
糖尿病は血糖値が高いことそのものよりも合併症による障害が問題となります。
糖尿病の合併症で有名なものは
・神経の障害
・目の障害
・腎臓の障害
です。
これらの合併症は体の微小な血管が障害されて起こる合併症でそれぞれの頭文字をとって「しめじ」と呼ばれます。このほか、さらに太い血管が障害されて起こる合併症もあります。
「えのき」
太い血管が障害されて起こる合併症は「えのき」と呼ばれます。
「え」は「壊疽」
「の」は「脳梗塞」
「き」は「虚血性心疾患」 または 「狭心症」
です。
糖尿病性神経障害とHbA1c
さて、糖尿病性神経障害ですが、糖尿病で最も早期に発症し頻度も高い合併症です。
神経障害が起こると、足や手の神経に異常をきたしてしびれや痛み、また痛みに鈍くなります。
症状は手袋や靴下で覆われる部分にみられますが、悪化すると痛みが取れなくなったり、潰瘍や壊疽となる場合があります。
神経障害は血糖コントロールの指標であるHbA1cが高いほど起こりやすいとされていますが、今回の研究では、HbA1c 5.8%を上回る場合、痛みに鈍くなり、その後の糖尿病性神経障害のリスクが高くなることがわかりました。
そのため自分自身の血糖の状態(HbA1c)を定期的にチェックし、上昇傾向にある場合は早くからケアをして、糖尿病性神経障害を予防する必要があります。
HbA1c測定のすすめ
最近では手軽にHbA1cを測定できるようになってきています。血糖が高い状態が続くことは想像以上に体に負担がかかっています。定期的な検査でHbA1cの変化を早期に発見できるようにしましょう。
タナココでもHbA1cを測定できますので日々の健康管理にお役立てください。
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