睡眠と脳卒中の関係

良い睡眠のポイント

よく眠れると自然に目が覚め、疲れが取れて、からだもこころも気持ちよく、すっきりとした感じがあります。

良い睡眠をとることは日々の生活を豊かにするためにも重要です。

睡眠は

 「睡眠の量(時間)」

 「睡眠の質(ぐっすりと続けて眠れるか)」

 「睡眠のタイミング」

が重要とされています。

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日本人の睡眠時間は年を追うごとに短くなっており、睡眠時間の短さが問題視されていますが、睡眠は長ければ長い方が良いのでしょうか。

睡眠時間についての研究報告です。

睡眠と病気の関係

平均年齢61.7歳の31,750名について6年間追跡調査し、睡眠と脳卒中の関係について調べました。

その結果、7~8時間の睡眠と比較して、9時間以上の睡眠は脳卒中のリスクが23%高くなりました一方で、6時間未満の短い睡眠は脳卒中リスクに有意な影響を与えませんでした。

また、昼寝の時間が90分を超えていた人では、30分以内だった人と比べて、脳卒中のリスクは25%高まり、良好な睡眠の質の人と比較して、睡眠障害などで睡眠の質が悪い人は脳卒中のリスクが29%高まっていました。

さらに、睡眠時間が9時間以上とで昼寝の時間も90分を超えていた人では、脳卒中リスクが85%高まることも明らかになりました。

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国立循環器病研究センター病院 脳卒中の項目より引用

日常生活を見直すことから

この研究では、適切な睡眠時間と質の高い睡眠はを保つことは、脳卒中予防につながるかもしれないことが分かりました。薬を飲まずに健康を保つ重要な「養生」の一つです。

特に中高年の人は、夜間の睡眠時間や昼寝の長さと睡眠の質に気をつけることが大切です。

睡眠時間の長さや睡眠の質が脳卒中リスクにどのような影響を与えるのか、詳細は明らかになってはいませんが、睡眠の取り過ぎや質の悪い睡眠は、高コレステロールや肥満と関連することは報告されていますので、睡眠が、心疾患や脳卒中に関係あると言って良さそうです。

質の良い睡眠をしっかりとれるように日々の生活をケアしていきましょう。

良い睡眠のために漢方・鍼灸も手助けになります。ご相談ください。

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