今日5月29日は、「こ(5)んに(2)ゃく(9)」の語呂合せで「こんにゃくの日」
こんにゃくは「こんにゃく芋」というサトイモ科の植物の球茎から作られる加工食品
古くから栽培されていたこんにゃく芋ですが、意外にも安定した栽培法が確立されたのは昭和30年頃
こんにゃく芋はとてもデリケートで、強い日差しや強風、乾燥、水はけの悪い場所ではうまく育たず、経験と運まかせだったので「運玉」とも呼ばれていました
さらに、こんにゃく芋が原料に適した大きさに育つには3〜4年必要なので、栽培業者泣かせの作物
こんにゃく芋自体はエグ味が強く、ふかす、ゆでるなどだけではエグ味が残り、食べることができません
ところが「灰汁」につけるとエグ味がなくなり、食べることができるようになります
最初に食べ方を思いついた人は本当にすごいなと思います
昔から「おなかの砂おろし」や「胃のほうき」などといわれてきたこんにゃく
これは、食物繊維の豊富なこんにゃくを食べることで体に不必要なものを掃除ができるからです
こんにゃくの主成分は「グルコマンナン」
栄養学的には、動脈硬化予防、整腸作用、抗糖尿病効果、循環器疾患の予防効果、抗がん作用などが期待できます
こんにゃくの薬膳的効は?
こんにゃくは寒性で辛味、苦味
・余分な水分を排出する
・余分な熱を取り除く
・痰を取り除く
・血の巡りを良くする
・解毒
などの働きがあります
ちなみに、以前はしらたき(糸こんにゃく)がすき焼き肉をかたくすると考えられていましたが、その後、日本こんにゃく協会より、肉のかたさには影響を及ぼさないと分析機関の比較試験により確認されたことを報告しています
こんにゃくはお肉のそばに置いても大丈夫です
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