1周期に2回採卵?

こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。

 

不妊治療の採卵周期で、卵巣刺激をしてもうまく反応してくれないことがあります。

採卵にたどり着いても、ようやく1個だったり、取れたと思ったら空胞だったり・・・

このようなケースは、卵巣の反応性が低いことが原因であることが少なくありません。

 

採卵のための卵巣刺激には様々な方法がありますが、反応性が低い方の場合、どのような刺激方法が良いのでしょうか。

 

様々な卵巣刺激法のなかに、少し特殊な刺激法があります。Double stimulation法(Duo stim法)と言われる方法です。

 

卵巣機能が低下してくると、刺激を行っても発育する卵胞が少なく、均等に大きくなりにくく、採卵しても卵子が取れず空胞だったり、採卵できても受精しにくかったり、発育が不良だったりすることがあります。

 

そのような時に試されるのが、同一周期に「2回」卵巣刺激を行い、「2回」採卵を行う、Double stimulation法(Duo stim法)です。

 

方法としては、1回目の刺激で大きくなった卵胞だけを採卵し、小さな卵胞(12mm以下)の卵胞は採卵せずに、3日後頃より再度卵巣を刺激し、小さかった卵胞の発育を促し、再度採卵します。このようにすることで1周期に「2回」採卵が可能になります。

 

卵巣の反応が低下した際に、少しでも多くの成熟卵子を採取できる可能性を高める方法です。

 

そして実際に卵巣予備能低下・低反応の方に有効であったとする報告もされるようになってきました。

ただし、すべてのクリニックで取り入れられている方法ではないので希望する場合は行なっているクリニックを探す必要があります。

 

保険診療ではうまく結果につながらない方がいらっしゃいます。様々な方法が考えられ、試され、結果が出始めているものも多くあります。できるだけ早く保険診療として治療ができるようになってほしいと思います。

 

この方法は、刺激が続くため、卵巣を守っていくことも重要です。卵巣を守るために漢方を利用するのも有効で、実際に漢方を併用することで卵巣の反応性が改善するケースも多くあります。

採卵周期が続いて、卵巣が疲れていると感じるような場合は漢方が役立ちます。ぜひご相談ください。

 

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