頭がスッキリしない…ブレインフォグ?
「ブレインフォグ」というのは正式な医学用語ではありませんが、コロナ後遺症で使われるようになり、認知されるようになりました
「ブレインフォグ」の症状としては
- 頭の中に靄がかかったような感覚があってすっきりしない
- 何度も同じことを繰り返して考えてしまう
- 考えがよく途中で途切れる
- 思考力が低下してぼーっとしてしまう
- 頻繁に物事が思い出せなくなる
- 相手の話が頭に入ってこない
- 言いたいことがスムーズに言えなくなる
- 物事を始めるのに時間がかかる
- 優先順位の判断がつけられなくなる
- 文字が上手に書けなくなった
- 音が大きく感じる
- ミスが増えたり、できないことが増えた
西洋医学的にはさまざまな治療が試みられていて、例えば「脳血流SPECT検査」という脳の血流量を評価する検査があって、そこで脳のある部分の血流が見られた場合、その領域を磁気刺激により活性化させる治療が試みられています
ただ、全てが脳血流の問題が原因であるというわけではなく、病院での治療でも効果がないこともあります
これまで「ブレインフォグ」を中医学的な視点で捉えて、症状の改善に至ったケースがあります
中医学的には「腎」から「髄」が生まれ、「髄」が頭部に集まって「脳」になるという考えがあります
そのため「脳」のトラブルを「腎」にアプローチして治療します
漢方処方では、六味地黄丸、八味地黄丸などが「補腎」の処方として有名ですが、脳の機能的な改善には「腎」を補うだけでなく「気」「血」「水」の過不足についても同時に治療する必要もあり、単に「補腎」の漢方を飲んでいれば「ブレインフォグ」が改善するわけではないのが難しいところです
さらに「補腎」をする場合は「植物性」の生薬だけでは補いきれないことも多く、今現在は貴重になっている「動物性」の生薬が必要なこともあります
すべての「ブレインフォグ」に「補腎」のアプローチが有効というわけではありませんが、「補腎」を意識した処方の構成は試してみる価値のある選択だと思います
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漢方薬局・鍼灸接骨院
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