
ジュースクレンズで増える「炎症菌」に注意せよ──
🍹「ジュースクレンズ」、本当に健康にいいのか?
「3日間ジュースだけで過ごすと、体がリセットされる」──そんな話に惹かれて、野菜や果物のジュースを食事代わりにしたことがある方もいるかもしれません。
甘くて手軽、何より「ヘルシーなことをしている」という満足感も手伝って、多くの人が試しているジュースクレンズ。
けれど、ジュースだけの生活が本当に「腸活」になるのでしょうか?
アメリカ・ノースウェスタン大学の研究チームが発表した新しい論文は、その常識に疑問を投げかけています。体にいいと思っていた習慣が、じつは体内のバランスを崩し、「炎症を助ける菌」を増やしてしまう──そんな驚きの結果が明らかになったのです。
目次
- 🍹「ジュースクレンズ」、本当に健康にいいのか?
- 🧪ジュース生活で最初に変わるのは「口の中」だった
- 🦠腸は一見変わらなくても、じわじわと影響を受けている
- 🥗「除去食」のほうが体にやさしかった?
- 📉「ヘルシー」のつもりが裏目に──ジュースで増える不調のサイン
- 🌿体にとって必要なのは、「軽さ」より「整い」
- 🙇最後までお読みいただきありがとうございます🙇
🧪ジュース生活で最初に変わるのは「口の中」だった
この研究では、14人の男女が「ジュースのみ」「ジュース+通常の食事」「野菜中心のホールフード」という3種類の食事を3日間実践。便、唾液、口の内側から細菌の状態を測定しました。
最もはっきりと変化が現れたのは、意外にも腸ではなく「唾液」でした。
ジュースだけを飲んだ人たちの唾液には、炎症に関わる細菌が増えていたのです。そして一方で、健康維持に役立つ菌は減っていました。
甘いジュースに含まれる糖が、炎症を起こしやすい菌を元気にしてしまっていた可能性が高いと考えられます。
🦠腸は一見変わらなくても、じわじわと影響を受けている
腸内のバランスは、大きく崩れたようには見えなかったかもしれません。けれど、詳しく調べてみると、体調の乱れやストレス、老化と関係のある菌が少しずつ増えていました。
その背景には、「食物繊維」の不足があります。ジュースにすることで取り除かれてしまうこの繊維は、腸内の善玉菌の大切なエネルギー源。
これが足りなくなると、腸の環境は少しずつ乱れはじめ、静かに不調の種がまかれていくのです。
🥗「除去食」のほうが体にやさしかった?
一方、ジュース生活の前に行った「除去食」──小麦や砂糖、加工食品などを控えたクリーンな食事では、腸に良い菌が増えていました。腸の炎症を防いだり、免疫を整えたりする役割を持つ菌たちです。
つまり、ジュースだけで一気に整えようとするよりも、「体に余計な負担をかけない食事」を続けることの方が、ずっと腸にとってはやさしかったのです。
📉「ヘルシー」のつもりが裏目に──ジュースで増える不調のサイン
ジュースクレンズでは、口の中も腸も、健康にとってあまり好ましくない菌が増える傾向が見られました。
虫歯や歯周病、炎症、さらには気分の落ち込みや疲れの原因になりうる菌たちが、短期間で顔を出していたのです。
「なんとなく体がだるい」「肌が荒れやすくなった」「食べても元気が出ない」──そんな感覚が出てくるのは、表には見えないところで、こうした変化が進んでいるのかもしれません。
🌿体にとって必要なのは、「軽さ」より「整い」
もし最近、腸の調子がすっきりしなかったり、疲れが抜けきらなかったり、そんな違和感が続いているなら──それは、体が静かに何かを伝えようとしているサイン。
季節が移ろうように、私たちの内側もまた、日々の暮らしや食事に影響を受けながら揺れ動いています。
そんな時には、少し立ち止まって、自分の体の声に静かに耳を澄ませてみることが大切です。
食べ方を見直すことは、心の調律にもつながります。
いまの自分に本当に合った整え方を見つけたとき、体も気持ちも、自然と軽やかさを取り戻していくはずです。
それでもなかなか調子が戻らないときは、食事だけでは届かないバランスの乱れが隠れているのかもしれません。
そんなとき、漢方という選択肢が、もう一歩深く、自分の体と向き合うきっかけをくれることがあります。
内側から整える知恵として覚えておいてください。きっと心強い味方になってくれます。
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ご覧いただきありがとうございます
「なんか生きづらいな」
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