習慣流産とフェリチン

こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。

 

流産は妊娠の最大の合併症で、約15%にみられるとする報告があります。多くは妊娠10週未満の初期流産で、年齢とともにその割合は増加します。

 

繰り返す流産のリスク因子は、凝固異常、子宮形態異常、内分泌異常、染色体異常などがありますが、その1つに血清フェリチン値が関係しているのではないかという研究報告があります。

上記の報告では習慣流産のグループはそうではないグループに比べ、血清フェリチン値が低かったとしています。

ただし、血清フェリチン値と妊娠率、妊娠までに要した期間との間に関係性は見られず、また妊娠が継続できるかどうかについては、血清フェリチン値からは予測することはできなかったとしています。

闇雲に「鉄を摂れ!」というのは問題ですが、きちんと検査をした上で、数値の改善をすることは良い結果につなげる1つの方法かもしれません。

 

くれぐれも、「女性だから鉄不足になりやすい。日頃から鉄を補給すべし」という考えのもとでの鉄の摂取はさけてください。

検査をして異常があれば是正するというのが正しい方法です。

 

 

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