精と冬と腎

タナココ

冬の養生は兎にも角にも「腎」をまもること

人は「精気」があることで生きていけます

「精」には両親から受け継いだ生まれ持った「先天の精」と、飲食から得られる「後天の精」があります

そしてこれら2つの「精」は「腎」に蓄えられ、これを「腎精」といいます

この「腎精」は年齢により変化します

「女性は7の倍数」、「男性は8の倍数」で生命プロセスの周期が変化するという有名なアレです

女性は7の倍数で変化する
男性は8の倍数で変化する

7の倍数や8の倍数で見られる「変化」は、つまりは「腎精」の変化=盛衰です

さて、そんな大切なものを貯蔵している「腎」ですが、「腎」は冬にその働きが弱まりやすいです

寒さが苦手

だから、冬の養生としては「腎」を冷やさないようにしたり、「腎」を補って守ってあげることが大切

そんな大切な「精」を効率よく「腎」に蓄える方法があります

中医学には「子午流注(しごるちゅう)」という考え方があります

「臓腑の働き」と「時刻」の関係についての考え方で、「子午」とは時刻のことで、「流注」とは各臓腑が活発になる「気」と「血」の流れのこと

子午流注<相模原 漢方 鍼灸 接骨 タナココ>

この考えでは17時〜19時は「腎」の時間
ちょうど「夕食」の時間帯ですね

この時間に「腎」を補うと「腎精」を効果的に蓄えることができます

「腎」は「五行」の考え方では「黒」の食材が「腎」を補う食材の目安

黒キクラゲ、黒豆、黒胡麻、黒米、椎茸、牡蠣、海藻類など

このほかにも

・木の実類 (桑の実、カシューナッツ、くるみ、蓮の実、松の実、クコの実など )
・ネバネバ系 (山芋、むかご、なめこなど)
・肉類 (鶏肉、ラム肉、牛肉など)
・魚介類 (あわび、いくら、うに、えび、帆立、カツオ、サザエ、すっぽん、鯛、鮭など)

なども薬膳的には「腎」を補ってくれる食材と言われています

参考にしてみてください

寒いので生姜、ニンニク、胡椒、ネギ、ニラなどの温性食材も加えるとより効果的です

冬は兎にも角にも「補腎」です

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