生理痛に桂枝茯苓丸?

こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。

 

 

「生理痛がつらくて漢方を買って飲んでるんですがよくなりません。」というご相談。

「何を飲んでいますか?」と聞くと「桂枝茯苓丸」というお答え。

 

桂枝茯苓丸は「活血化瘀剤」といって「お血」=「血液の滞り」を解消してくれる漢方です。

 

中医学には「不通則痛」といって「通」じなければ「痛」みが出るという考えがあります。

 

月経痛の場合「血」の流れが滞り痛みが生じていることが多いので、桂枝茯苓丸で血の滞りを取り去ることで痛みを取るという考えは間違いではありません。


確かに月経痛の時に桂枝茯苓丸を飲んでも痛みが軽減することはありますが、効果がないというのはどういうことかというと、おそらくこれは「血」の流れが滞っている「原因」を治していないからかもしれません。


中医学的に見ると、月経痛が起こる原因にはいくつかあります。

よく見られるものに

肝鬱気滞
胞宮血瘀
寒湿凝滞
湿熱蘊結
気血両虚
衝任虚寒
肝腎陰虚

があります。

漢字ばかりが連なってわかりにくいと思いますので、これをわかりやすくすると、

・血の不足(血やその元になるものを取り入れられていない or 血の消耗が激しい)
・血のめぐりが悪い(巡らす力が弱い or 冷えて巡れない)

となり、これらの原因を解消しないと痛みが取れないということになります。

 

桂枝茯苓丸は良い漢方ではありますが、その原因に対してもアプローチしないとせっかく飲んでいる漢方も「効かない」ということになりますので注意が必要です。

漢方を飲むときはぜひご相談ください。

 

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