
え、住む場所で体質が変わるってほんと!? 暑さ対策、ヒトの体の意外な仕組み〜そろそろ暑熱順化を〜
これからの季節、注意が必要な「熱中症」。
急に気温が上がると、体がついていかなくて、ぐったり度が増します。これ、体がまだ「暑さ」に慣れてないサイン。
実は、私たちの体ってすごくて、暑さに合わせて、じわじわと適応していく力があるんです。これを専門用語で「暑熱順化(しょねつじゅんか)」といいます。
で、この暑さへの慣れ方、住んでる場所によって全然違うんです。
四季がある日本に住む私たちがもつ仕組みは、「短期暑熱順化」。暑くなるにつれて、汗をかきやすくなり、その汗が乾くときに熱を奪って、体を冷やしてくれます。だから、暑くなるにつれて暑さには強くなっていきます。
ところが、ずーーーーっと暑い東南アジアやアフリカの真ん中あたりに住む人たちがもつ仕組みは、「長期暑熱順化」。汗はあまりかかないのですが、、皮膚の血管を広げて、体の表面の血流を増やして熱を発散します。皮膚に触れた空気が体から熱を奪ってくれます。汗腺が発達してない赤ちゃんも実ははこの方法で熱を逃がしています。
「長期暑熱順化」システムの特徴は、「汗」で体の水分が減りすぎる心配がないこと。「短期暑熱順化」システムの私たちは、「汗」をかくので、うっかりしているとすぐに脱水になってしまいます。だからこまめな水分補給と、ちょっとの塩分が暑い日には超重要です。
暑い地域に住む人が「短期暑熱順化」のシステムで体を冷やしていたら水がいくらあっても足りなくなります。
ちなみに、生まれた場所じゃない場所で長く暮らすと、このシステムも変わるそうです。暑い地域に住む人が日本に長く住むと、私たちみたいに汗をかくようになるし、逆に日本人が熱帯に長く住むと、あんまり汗をかかなくなるようです。
生まれた場所で決まるんじゃなくて、住む場所の気候に合わせて、体の仕組みが調整していくんですね。
「短期暑熱順化」のシステムを持つ私たちは、涼しくなるとそのシステムはリセットされます。
なので、毎年夏が来るたびに「よーし、今年も暑さに負けない体を作るぞ!」と、また暑さに強くなるための準備をする必要があります。
今年もすでに熱中症が出ています。今年も準備を始めていきましょう。

本格的な暑さの前に、暑熱順化を促す「暑熱順化トレーニング」をしていきましょう。

それと気をつけて欲しいのが「隠れ脱水症」
チェックの方法も置いておきます。


また、スポーツ飲料、経口補水液での塩分補給の目安は「食塩相当量が0.1~0.2g」のものを。

暑い夏を楽しく過ごすために体と知識の準備をすすめていきましょう。
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