こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。
新型コロナに感染後回復しRT-PCR検査が陰性になっても、その後再び陽性になるケースが約2割あるようです。
上記の報告では、回復した176人の患者を調査していますが、再検査で陽性となった32人のうち一人を除いてIgG、IgAは陽性であったため、再感染ではないと思われます
しかし、このような状況でも、再感染なのか持続感染なのかはやはり議論になりますし、症状がなくても実際にRT-PCR検査で再度陰性が証明されないと、いくら症状がなくてもRT-PCR検査で陰性が証明されないと働けないという状況もあるようです。
先日紹介した、システマティックレビューとメタ解析では
平均SARS-CoV-2 RNAの排泄期間については
上気道:17.0日(最大83日)
下気道:14.6日(最大59日)
便:17.2日(最大35日)
血清サンプル:16.6日(最大60日)
プールされた平均 SARS-CoV-2 放出期間は年齢と正の相関がありました。
持続的に高いウイルス負荷がみられたにもかかわらず、発病後 9 日目以降に生存しているウイルスを検出したという研究報告はありませんでした。
という報告でしたので、RNAの排泄は回復後も継続する可能性は高いのですが、実際には増殖可能なウイルスはいない可能性も高いわけです。
検査の結果をどう考えるか、難しいところです。
今後感染者の増加が続くと、症状がない、改善しているにもかかわらず、RT-PCR検査だけが陽性で就業できないということも増えてくるかもしれません。
やはり感染しないことが重要ですので、手洗い、手指消毒、環境消毒、換気など、有効と思われる対策をしっかり行なっていきましょう。
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