子宮内膜症と不妊治療に漢方・鍼灸を

こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。


子宮内膜症は妊活・不妊治療に影響を与えることがあります。

 

子宮内膜症とは

子宮内膜またはそれに似た組織が何らかの原因で、本来あるべき子宮の内側以外の場所で発生し発育する疾患が子宮内膜症です。20~30代の女性で発症することが多く、そのピークは30~34歳にあるといわれています。

公益社団法人 日本産科婦人科学会

 

子宮内膜症の主な症状は「痛み」と「不妊」です。痛みは子宮内膜症の約90%、不妊は妊娠希望のある内膜症患者さんの約30%にみられます。

子宮内膜症の「痛み」はひどい場合は倒れてしまうほどの「激痛」のこともあります。

 

子宮内膜症の治療は挙児希望がある場合、現在子宮内膜症の状態がどのような状態であるかでも変わってきますが、体外受精などでできるだけ早く妊娠を達成することが症状を和らげるために有効と考えられます。(チョコレート嚢胞(嚢腫)が大きすぎる場合は妊娠して大きくなった子宮に圧迫されて破裂する可能性もありますので慎重な判断が求められます。)

 

婦人科では挙児希望があり不妊治療を行なっている場合は不妊治療に影響があるので治療はできない、我慢するしかないと言われることがありますが、症状を和らげる方法が全くないわけではありません。

採卵後で移植待ちであれば、GnRHアゴニスト(リュープリンなど)でいったん内膜症の治療を行いながら、移植の準備を進めていくこともできます。

 

また、さまざまな理由で西洋薬が使えない場合は漢方や鍼灸が役立ちます。

 

漢方や鍼灸では、子宮内膜症を

・血の巡りが滞る「瘀血(おけつ)」

・気の巡りが滞る「気滞(きたい)」

・からだを温める力が不足する「陽虚(ようきょ)」

などが複雑に絡み合った結果起こる症状と考えます。

これらのアンバランスを調整する漢方や鍼灸を継続することで、痛みだけでなく子宮内膜症自体も変化していくこともあります。

 

子宮内膜症を抱えながらの妊活・不妊治療では難しさが見られることもありますが、中医学的に体の中でどういうことが起こっているのかを紐解いていくことで、西洋医学的に治療や妊活・不妊治療がうまく進まない場合でも、解決の糸口を見つけ出していくことができます。

子宮内膜症があって、妊活・不妊治療を行なっている方は漢方や鍼灸も取り入れてみてください

 


近年子宮内膜症の発症機序に、Fusobacterium(フソバクテリウム)という細菌に感染することにより子宮内膜の微小環境が変化して発症を促進する可能性が指摘する報告があります。

上記の報告では、子宮内膜症の患者の64%にフソバクテリウムの感染と子宮内膜病変が認められており、子宮内膜症の治療に抗菌薬の使用が新しい治療法になる可能性を述べています。

子宮内膜症はその原因については未だはっきりわかっていません。

月経血が逆流し、月経血中の内膜組織がそのままとどまってしまうという説(子宮内膜移植説)が有力視されていますが、このほか、腹膜がなんらかのきっかけで子宮内膜に変化して子宮内膜症が発症するという説(体腔上皮化生説)もありさまざまです。

月経をの逆流を経験するすべての女性が子宮内膜症を発症するわけではないし、これらの観察の根底にあるメカニズムはまだ理解されていません。

今回の報告は子宮内膜症を治療するためのアプローチである可能性があることを示唆しています。


 

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西洋医学的には、卵子を積極的に守る方法はありませんが、漢方では「卵」を育てながら、発育途中のさまざまなストレスからどうやって「卵」を守っていくかも考えて処方を組み立てていきます。体の調子を整えるだけの処方ではないのが特徴です。ダメージから守られて育った卵は、良い結果に繋がりやすいので、妊活されている方にはぜひタナココのオリジナルの漢方を取り入れて欲しいと思います。

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