2020年1月20日〜2月5日までに、5つの病院で新型コロナウイルス感染が確認された9名の妊婦と、生まれた10名の新生児(双子を含む)の臨床的特徴と転帰を後ろ向きに分析した報告です。
報告によれば、9人のうち4人が出産前、2人が出産当日、3人が出産後に症状を発症しました。ほとんどの場合、発熱と咳が初期症状で、1人に下痢が見られました。
生まれた子どもは男の子が8人、女の子とが2人でした。(双子含む)
正期産:4例
早産:6例
在胎不当過小児(SGA):2例
在胎不当過大児(LGA):1例
また、6例で小児重症度スコア(PCIS)が90点未満でした。
新生児の臨床症状としては
息切れ:6例
発熱:2例
肝機能異常を伴う血小板減少:2例
頻拍:1例
嘔吐:1例
気胸:1例
がみられました。
これまでに5名が治癒し退院、1名が亡くなりました。4名はまだ入院中ですが、症状は安定しています。
出生後1〜9日の間に10名の新生児のうち9名の新生児から咽頭ぬぐい液を採取し、PCRを行なったところ全て陰性でした。
妊婦が新型コロナウイルスに感染した場合には新生児にも影響を与える可能性があり、上記のような症状を引き起こす可能性がありますが、今回の報告では垂直感染は確認できませんでした。
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