妊婦さんが気をつけるべき感染症〜りんご病

こんにちは、相模原タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。

 

妊婦さんが気をつけるべき感染症は結構あります。

「風疹」をはじめ、「トキソプラズマ」などは有名でご存知の方も多いと思います

特に風疹は大きな問題になることがありますし、「昭和37年度~昭和53年度生まれの男性」は予防接種を受けなかった世代で、感染を広げる可能性もあるため、予防接種に協力してほしいとの呼びかけも盛んにされています。

上記のような感染症以外にも、注意すべき感染症はたくさんあるのですが、その一つに「りんご病」があります。

子どもの頃に感染した記憶がある方もいると思います。

 

「りんご病?なんか聞いたことがる病気だなぁ」
「あのほっぺが赤くなる感染症でしょ?」
「りんごの病気?」

 

りんご病はウイルスによる感染症です

りんご病は「風邪」様の症状の後に、ほっぺが真っ赤になります

りんご病は「伝染性紅斑」と言って、「ヒトパルボウイルスB19」というウイルスによる感染症です。

 

ヒトパルボウイルスB19Photo by GrahamColm – Parvovirus in Blood / CC BY 3.0

ほっぺたが「りんご」のように赤くなるので「りんご病」と呼ばれています。

小児・学童に好発し、飛沫感染や接触感染で広がります。5~6年周期で流行があります。

感染力は強いのですが、一度感染すると終生免疫を獲得し、再び感染することはありません。

約10日(4~20日)の潜伏期間があって、両頬に真っ赤な発しんがあらわれます。つづいてからだや手・足に「網目状」の発しんが広がり、1週間ほど続きます。

ほおが赤くなる7~10日前に、「風邪」のような症状がみられるのですが、この時期がウイルスの排出が最も多くなります。

発疹が出る頃には感染力もほぼ消失します。

なかなかやっかいな感染症です。

 

りんご病はお腹の赤ちゃんに影響を与えることがあります

りんご病は一度感染すると終生免疫となり、再び感染することはないのですが、妊婦さんの抗体保有率は 20~50%程度といわれ、感染したことのない方も結構います。

感染したことのない妊婦さんが感染した場合、胎盤を通して赤ちゃんに感染し、悪影響を与えることがあります。

特に妊娠初期に感染した場合の影響が大きく、妊娠後期(28週以降)の感染では問題になることはほとんどありません。

りんご病に感染した場合は、1~2週間ごとに赤ちゃんの状態を超音波検査で観察することが勧められています。

 

りんご病?と思ったら受診を

りんご病は感染力が比較的強く、接触した人の約半数が感染します。

住んでいる地域でりんご病が流⾏している場合や、小児と接することが多い職業の方は特に注意が必要になります。

大人がりんご病に感染しても、初期の症状だけでは診断は困難ですので、地域の流行については気にしておくことが大切です。

大人がりんご病にかかった場合、感染者との接触の有無や職業などの問診に加え、血中の抗体(IgG、IgM)の測定により感染を判定します。

 

予防には「咳エチケット」と「手洗い」

りんご病には「ワクチン」がありません。また感染力の強い時期は風邪との区別がつきにくいため、症状からりんご病を予測することは困難です。

そのため「予防」がとても重要になります。

感染は飛沫や接触で起こりますので咳エチケット、手洗いが有効です。

りんご病の原因ウイルスは、ウイルス粒子の一番外側に「エンベロープ」という脂質からできた二重の膜を「持たない」ウイルスのため、消毒抵抗性が高いウイルスです。

さらにエンベロープ を持たないウイルスの中でも消毒抵抗性が強いため、アルコールなどの手指消毒の効果はあまり期待できません。そのため「物理的」にウイルスが除去できる石けんと流水による手洗いが効果的です。

アルコールでの手指消毒は「補完的」な予防になります。

 

妊婦さんは気をつける必要がある感染症がたくさんありますが、感染症の対策の基本はどれも同じです。

基本に忠実に感染対策を行い、安心して妊娠期間を過ごしましょう。

 

 

詳しくは以下のサイトでも確認できます。

国立感染症研究所 伝染性紅斑とは 
国立感染症研究所 ヒトパルボウイルスB19母子感染の実態

 

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