中医学では呼吸は「肺」と「腎」の共同作業と考えます
「腎」の働きの1つに「納気作用」があります
「納気」とは「肺」が呼吸を通して吸い込んだ自然界の清気を「腎」に納める働きのことを言います
「肺は気の主、腎は気の根」という言葉もありますが、中医学的に呼吸は「肺」と「腎」が行うわけです
呼吸が浅くなっているときは「腎」の「納気作用」が弱っている可能性を考えますが、「腎」の「納気作用」は弱いと小児喘息だったり、高齢になってから喘息になったりすることもあり、これは「腎」の「納気作用」が低下した頃により起こる症状です
しかし、単純に「上半身、胸郭の硬さ」が原因ということもしばしばあります
デスクワーク中心のお仕事だったり、スマホやパソコンなどを長時間見る生活を続けたりすることの多い現代社会では、どうしても姿勢が悪くなりがちです
左の図のような巻き肩の姿勢が姿勢が続くと胸郭の動きが妨げられ、体が硬くなり、呼吸が浅くなります
また頭が突き出るような姿勢は頭を支えるための首の後ろの筋肉に常に負担がかかるため、肩こりの原因にもなります
そうすると、呼吸の回数も増え、疲れやすくなり、気力も低下し、咳が良くでるようになったりもします
このような場合、上半身や胸郭の「硬さ」をとるだけで症状が改善することもあります
呼吸が浅いし、なんか調子が悪いかも…と感じた時は、姿勢を正してみたり、上半身や胸郭の柔軟ストレッチをしてみたり、肩甲骨の動きを意識してみたり、自分でできなければ人にほぐしてもらったりしてみてください
呼吸がしっかりできるようになると、気が体を巡るようになり、心も体も楽になります
体のバランスを考えたとき、下半身にばかり目が行きがちですが、上半身や胸郭の柔軟性も実は大切だったりします
上半身にも意識を向けて整えていきましょう
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漢方薬局・鍼灸接骨院
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