こんにちは、相模原 タナココ漢方薬局・鍼灸接骨院です。
医療機関での感染について調べた報告がありました。
新型コロナウイルスの医療機関での感染について、感染力のないサロゲートウイルスを用いて、拡散がどのように起こるかシミュレートをした研究です。
朝に小児科病棟の隔離室のベッドの手すりにサロゲートウイルスを付着させ拡散状況を調べました。
その日を含め5日間調査をしたところ、24時間以内に院内に設置した44のサンプリング箇所の41%に拡散し、3日目には52%まで拡散していたことがわかりました。
病院では衛生に気をつけているはずですがなぜでしょうか。
これは、やはり、手指衛生、PPEの取り扱い、清掃が不十分だったことを意味します。
検査の結果、病室のベッドの手すりや近隣の病室、臨床エリアで陽性率が高いことが示されました。これは、不十分な清掃や「5 moments」が守られていないことを意味し、ウイルスの拡散には「接触感染」をいかに防ぐが重要であることがわかります。
* 5 moments とは「手指衛生5つのタイミング」のことで具体的には以下のようなタイミングのことを言います。
「サラヤ株式会社の医療従事者向けサイト」より引用 オリジナルはこちら
今回のシミュレーションでは、感染力のないサロゲートウイルスを使用しましたが、感染者は環境表面に接触したり、咳などで継続的にウイルスを排出します。
環境表面はそこに感染者がいなくても、ウイルスの「保管庫」となっている可能性があります。
日本では爆発的な感染は抑えられているものの、世界的には未だ収束の方向性が見えていません。
気を緩めず、手指消毒、環境消毒に努め続けましょう。
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