処方されたのは、まさかのアールグレイ!?

タナココ

ティータイムが命を救う!?──紅茶と健康の意外な関係

「体のために、こまめに水を飲むようにしているんです。」

そんな声、よく耳にしますし、それはとても大切な習慣です。

でも──実は、健康との付き合い方にはもうひとつ「おいしい選択肢」があるんです。

そう、「紅茶」です。

オーストラリアで行われた10年にわたる研究が、
「高齢女性にとって、紅茶が死亡率を下げるかもしれない」
という、驚きの結果を示したんです。

ティータイムが命を救う時代が来るなんて……!

今回はその論文を、医学・薬学・中医学の視点から、やさしく、楽しく、解説します。

紅茶を片手に、どうぞゆったりお楽しみください☕️


目次

  1. 🍵紅茶、静かなるヒーロー?
  2. 🩺医学的ポイント:フラボノイドの恩恵
  3. 💊薬学の視点:天然の処方箋?
  4. 🔍補足と注意点も忘れずに
  5. 🏃‍♀️暮らしに活かすヒント
  6. 🌿中医学のまなざし:紅茶は脾を助け、気を巡らす
  7. ☕️さぁ、お湯を準備しよう☕️

🍵紅茶、静かなるヒーロー?

研究の舞台はオーストラリア。対象は70歳以上の女性1055人。

10年間追いかけて、水や紅茶、コーヒーなどの摂取量と、腎機能や死亡率との関係を調べました。

その結果──

「水の量」は死亡率と関係なし。

でも「紅茶の量」が多い人ほど、死亡率が明らかに低かったんです。

紅茶1杯増えるごとに、心血管死亡率は10%、全体の死亡率は8%も低下。

おそるべし、ティーポットの力。

 

🩺医学的ポイント:フラボノイドの恩恵

紅茶に含まれるフラボノイドには、抗酸化や抗炎症の作用があるとされています。

血管を守り、血栓を防ぎ、心臓を助ける──

そんな作用が、紅茶1杯にギュッと詰まっているかもしれません。

「健康診断、意外といい結果でした!」

そんなときは、いつもの紅茶タイムにそっと感謝を。

あなたのティーカップ、実はかなり頼れる相棒だったかもしれません。

 

💊薬学の視点:天然の処方箋?

カテキン、テアフラビン、カフェイン少々。

紅茶は薬学的にも注目の素材。

毎日の習慣として取り入れるには理想的。

「副作用なし」「おいしい」「お手軽」って、これもう最強じゃないですか?

処方箋の代わりに「アールグレイを朝と午後に1杯ずつ」なんて言われたら、ちょっとテンション上がりませんか?

 

🔍補足と注意点も忘れずに

もちろん、この研究にも限界はあります。

・水分摂取の変化は追跡していません
・紅茶をよく飲む人のライフスタイル自体が、健康に影響している可能性もあります
・砂糖入り紅茶やミルク入りの影響については検討されていません

「じゃあ、午後のおやつにミルクティーとケーキで毎日健康!」──それはちょっと話が飛びすぎです。

でも、無糖のストレートティーであれば、今回の研究の文脈にかなり近いものになります。

それからもうひとつ。

紅茶にはカフェインが含まれています。

一般的に紅茶1杯あたり30〜50mg程度とされていますが、夕方以降に飲むと眠れなくなる方もいるかもしれません。

また、カフェインに敏感な方や妊娠中の方は摂取量に注意が必要です。

何ごとも「ちょうどいい」が大切。

紅茶も上手に付き合えば、心と体の両方にうれしい味方になってくれます。

 

🏃‍♀️暮らしに活かすヒント

・水を飲むのはもちろん大事。でも、それだけに頼らないでOK。
・紅茶1〜3杯を、毎日の習慣にしてみましょう
・朝の目覚めに、午後の休憩に。

ホッとする時間が、未来の健康を育ててくれます。

おしゃれなマグカップを新調するところから始めるのも、立派な第一歩です。

 

🌿中医学のまなざし:紅茶は脾を助け、気を巡らす

中医学では、紅茶は「温性」であり、体を温め、水の巡りを促し、リラックス作用があるとされます。

特に高齢になると、「気」や「血」が不足しやすくなったり、「脾」が弱くなってむくみやすくなるなどの体質に傾きがち。

そんなとき、紅茶は脾胃を優しく温め、冷えを和らげ、元気を補ってくれます。

おすすめは、紅茶に「陳皮(みかんの皮を干したもの)」を少し加えるブレンド。

気の巡りが整い、胃腸もスッキリ。心まで温まります。

 

☕️さぁ、お湯を準備しよう☕️

水も大切。紅茶も味方。

大事なのは、どちらかだけを信じることではなく、自分に合った心地よいバランスを見つけること。

あなたの健康は、毎日の小さな選択から始まります。

そしてその一杯が、今日のあなたをちょっとだけ元気にしてくれるかもしれません。

──さあ、紅茶のお湯を沸かしましょうか☕

それでも──

「なんだか最近、体が重いな」
「眠りが浅いな」

そんなときは、無理せず、専門家に相談してみてください。

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