
とまらないと地味にしんどい「しゃっくり」ですが、画期的な治療器具が近年、開発されたようです
「しゃっくり」は医学用語では「吃逆(きつぎゃく)」といい、「横隔膜のけいれん」による症状
横隔膜のけいれんにとともに声帯の筋肉が収縮し、狭くなった声帯を息が通るために「ヒック」という独特の音声を一定間隔で発します
日常誰もが経験する症状で、ほとんどが一過性で、数分〜数時間で収まります
とまらないと、地味にしんどいです
しゃっくりが68年間も続いた人もいるそうで、68年もの間しゃっくりをし続け、その頻度は1分間に20〜40回
かなりの頻度です
この方は、しゃっくりは96歳の時に止まり、その約1年後に病気でお亡くなりになったそうです
しゃっくりはもともとは胎生期の原始反射の1つで、鼻咽頭部の異物除去のためのもの
生まれてくればその必要がなくなるので、成長とともに起こりにくくなります
アルコール、喫煙、冷たいシャワー、温かいものや冷たいもの飲食、急激な興奮、感情ストレスによるもののほか、食道疾患、感染症、薬剤性などで横隔膜周辺の組織が刺激されることが原因と考えられています
この「吃逆」に対しては、実は、保険診療で認められる薬があります
クロルプロマジンという薬です
「しゃっくり」専門の薬ではありませんが、実際のところあまり効果はないようです
そのほか、吐き気止め、制酸薬、抗けいれん薬、筋弛緩薬、漢方薬、柿蒂湯(していとう:柿のヘタ)などいろいろ試されますが「すごく効く!」という薬がないのが、しゃっくりです
なので、しゃっくりの止め方については「都市伝説」のように、民間療法が脈々と受け継がれています
そんな「しゃっくり」ですが、最近、治療器具が開発されています
「FISST(Forced Inspiratory Suction and Swallow Tool、強制的な吸気吸引および嚥下ツール)」で「ヒックアウェイ(HiccAway)」という商品です
ストローのような形状で、底に圧力弁があるため、普通のストローよりも吸い込む力がひつようなのですが、強く水を吸い上げ、飲み込むという一連の動作で、横隔神経と迷走神経を同時に刺激するというもの


実際にこの器具を利用した人を対象に調査した報告では、「約92%」の人の「しゃっくり」が止まったそうです
かなり効果が高いです
一度しゃっくりがでたらなかなか止まらない…というひとは、用意しておくと良いかもしれませんね
それと、健康のために「炭酸水」を飲まれている人がいますが、「炭酸水」の刺激で「しゃっくり」が出ることもありますので、気をつけてください
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