不眠
一言で「不眠」といってもいろいろあります。
寝つきが悪い、途中で目が覚める、夢が多く眠りが浅い、早く起きてしまう、起きた時に疲れが取れていない、寝ていても日中目が覚める・・・。
眠れないときにみなさんはどうしますか。
どうしてもつらい場合は、病院へ行って睡眠薬をもらったりすることもあると思います。薬を飲まずになんとかしたい場合は鍼やお灸を試すこともあります。サプリメントでも睡眠をサポートする商品もあるので、それを利用される方もいらしゃるでしょう。
これらは不眠に対しての対症療法で、解決方法ではありません。
解決のためのヒントは中医学にあります。中医学での不眠の原因を見てみましょう
中医学での不眠の原因
1 情志失調、心神不安
中医学的に人には怒・喜・思・憂・悲・恐・驚の七つの感情があるとしていますが、この感情が過度になった状態です。
2 飲食不節、脾胃不和
食べ過ぎ、飲み過ぎなどの食生活が乱れた状態です。
3 肝胆鬱熱、痰火上擾
自律神経が乱れた状態です。何かの原因があって起こりますが、その原因は様々です。特に気の流れが滞って「熱」が生じた状態です。
4 心虚胆怯、神不守舎
心の状態が不安定で、不安感が強くなった状態です。
5 久病体弱、精血虧虚
働きすぎ、不摂生しすぎ、体を酷使しすぎている状態です。
中医学では上記の原因などにより、体の機能を維持するための、気、血、水や精気が不足することで、心(精神)が不安定になり不眠が起こると考えます。
日々の生活・環境を振り返り、どのような場面で気や血、水や精気を消耗しているのかを知って、改善していく必要があります。これを中医学では「養生」といいますが、この養生無くして漢方治療は成り立ちません。
何が不足しているのかに気づき養生をしつつ、必要なものを漢方で補うことで不眠は改善していきます。これをせずに症状のみに対応すると、原因が解決せず、対症療法をし続けなくてはいけなくなります。
漢方相談では、お話を丁寧にお聞きし、漢方・鍼灸で原因解決のためのサポートします。もし痛みや体のバランスが悪くて起こる場合は、接骨施術でサポートします。
お悩みの際はご相談ください。不眠は様々な体の不調を引き起こします。最近では不妊との関連もわかってきています。妊活中の方で眠れない・・・という場合も是非ご相談ください。
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