フレイル

フレイルとは

最近よく聞く「フレイル」という言葉は日本老年医学会が提唱した概念で、

「Frailty:フレイルティ」

が語源となっている言葉です。
フレイルティとは「虚弱」を意味します。

「健康な状態」
   と
「要介護状態」

の中間の状態を意味します。

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アクティブシニア「食と栄養」研究会」より引用

具体的には、心と体の働きが弱くなってきた状態をいいます。多くの人が健康状態から要介護状態になる場合、このフレイルの段階を経ると考えられています。

フレイルの状態にあるときに、対応することで健常に近い状態へ改善したり、要介護状態に至る可能性を減らせる可能性があるため、この段階での介入は重要です。

心理的フレイルとは

フレイルには身体的フレイルと、心理的フレイルに分けられます。身体的フレイルは要介護状態の予備軍であることがわかっていましたが、心理的フレイルの予後についてはこれまではわかっていませんでした。

ある研究の結果、心理的フレイルは身体的フレイル以上に要介護状態になるリスクが高いことがわかりました。

身体的フレイルは体重が減少したり、疲れやすくなったり、歩く速度が遅くなったり、筋力が低下したり、活動量の低下状態をいいますが、心理的フレイルは認知機能の低下や気力が低下したりうつ傾向になったりする状態をいいます。

フレイルの解消のために

フレイルの解消のためにはフレイルの兆候に早く気づく必要があります。さらにフレイルを進行させないようにするためには身体的フレイルのほかに、心理的フレイルへのケアがより重要です。

タナココでは要介護状態にならないように、身体的なフレイルの解消とともに、心理的フレイルの解消にも力を入れています。心理的フレイルは日々の生活の中で話す機会が減少したり、生活への不安やストレスを溜めこんでしまったりといった状況が悪影響を及ぼすことがあります。病院での治療では心理的フレイルには対処しにくい側面があります。タナココで時間をかけてサポートすることで身体的、心理的フレイルを解消し要介護状態に進むことを阻止するためのお手伝いをしています。

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