みかんは「宝物庫」な薬膳食材

╭━━━━━━━━━━━━╮
　　取ってはいけない❗️
　　「白いスジ」🍊
╰━━━━━━━━━━━━╯

「みかん」は薬膳的には「涼性」で「酸味、甘味」を持ちます

中医学では「酸味」と「甘味」を持つものから「潤い」が生まれることを「酸甘化陰（さんかんかいん）」といいますが「みかん」は１つでどちらの性質も持つ「潤い食材」
さらに、胃を元気にしたり、気を巡らせてイライラ解消にも役立ちます

みかんは保存する時は「へた」を下にして保存すると「へた」からの水分の蒸散を防ぐことができ長持ちします

ちなみに「みかん」は中医学的にはそれぞれの部分に薬効があって区別されます

皮：陳皮（ちんぴ）
成熟前の皮：青皮（せいひ）
皮の外側（黄色い部分）：橘紅（きっこう）
皮の内側（白い部分）：橘白（きっぱく）
白いスジ：橘絡（きつらく）
種子：橘核（きっかく）
葉：橘葉（きつよう）

こうみると「みかん」はまるで「宝物庫」です

特に取り除かれがちな「白いスジ」は網の目状の線維管束で、中医学的には経絡の滞りを取り除き気や血を巡らせる働きがあるりっぱな「生薬」

取ってはいけない「白いスジ」です