お酒と睡眠

タナココ

なんか眠れないなと思った時に、つい「お酒」に手が伸びてしまう人は注意が必要です

眠れない時に寝つきを良くするために「お酒」を利用したことがある人の割合は3割程度という報告があります
意外に多い、睡眠導入剤としての「お酒」

これまでお酒が睡眠に与える影響を調べた研究がいろいろありますが、関連する研究を網羅的に分析・評価した研究報告があります

その結果、お酒がたとえ「適正」と言われる量(1〜2杯程度)であっても「レム睡眠」に入る時間が遅れたり、「レム睡眠」が短くなったり、また、お酒の量が増えるに従って睡眠の質が悪化する可能性が示されました

つまり、「お酒」を飲むことで「睡眠の構造」が変化するというわけです

変化するのは「レム睡眠」

「レム睡眠」は記憶の整理や定着、感情の調整、体の休息に重要な働きを担います

お酒をたくさん飲むことで、アルコールによる鎮静効果が働くため、眠くなります

一方で「睡眠の構造」が変化するため「睡眠の質」が低下する可能性があります

レム睡眠は、記憶の整理や定着、感情の調整、体の休息に重要な時間です

お酒を睡眠薬がわりに使用すると、睡眠の質が低下し、寝ているが眠い、疲れが取れないと言った別の問題につながる可能性があります

「睡眠導入剤」の代わりに「お酒」を飲まれている人は注意です

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