麻子仁丸《傷寒論》

相模原 タナココ漢方薬局 方剤解説

 

証治分析:胃腸燥熱、脾約便秘証

・大便秘結 ← 胃の燥熱、脾が約束をうけ、津液を輸布できず、腸が濡潤を失う

・小便頻数 ← 脾が約束をうけ、津液が輸布できずに膀胱に偏滲

これらは「腸胃燥熱、脾が約束をうけ、腸が濡潤を失った」症状

 

方解:潤腸瀉熱、行気通便

君:麻子仁 → 性質が潤で脂が多く、滋脾潤腸、潤燥通便

臣:大黄 → 苦寒泄熱、攻積通便

臣:杏仁 → 利肺降気、潤燥通便

臣:白芍 → 養陰斂津、柔肝理脾

佐:枳実 → 下気破結

佐:厚朴 → 行気除満

 枳実+厚朴 → 降泄通便の力を増強

使:蜂蜜 → 潤燥滑腸、調和諸薬

 

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