遺伝と肥満の関係

「肥満は遺伝」という話はよく聞きます。

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肥満は様々な病気に大きな影響を及ぼす要因ですので、改善していきたいものです。とはいえ、痩せるのは難しいですよね。

なかなか痩せられない場合、その理由に「遺伝」をあげて諦めてはいないでしょうか。

今回「多遺伝子リスクスコア(PRS)」を用いた研究報告では、必ずしもそうではないことがわかりました。

多遺伝子リスクスコア(PRS)は遺伝と病気の関連を調べる際に最近用いられるようになってきた指標です。

今までの遺伝子検査はごく稀な病気(稀少疾患)のみを対象に行われていました。例外はありますが、稀少疾患ではその病気を引き起こす一つの遺伝子(単一遺伝子)の変異があり、それのみを調べます。

しかし、多くの病気は単一遺伝子によるものではなく、多くの遺伝子の変異の組み合わせで起こります。一般的な病気のリスクについて、遺伝子の変異を調べる検査が最近可能になってきました。それが多遺伝子リスクスコアです。

今回の研究は、「果たして肥満は遺伝か、避けられないものなのか」ということを調べた研究です。

米国人2,517名(白人1608名、黒人909名)を25年間追跡調査し、遺伝子変異の組み合わせとBMIやその経時的な変化、年齢、性別、親の肥満など、様々な因子を比較したところ、肥満の発症に対して、遺伝子がある程度影響するが、影響力は他の因子の方が強いことがわかりました。

つまり、健康的な食生活、適度な運動、規則正しい生活などの普遍的な推奨項目の方が重要のようです。

肥満は多くの病気のリスクになります。不妊の原因の一つとも考えられています。
指摘されている方は、まずは日常での生活の送り方について見直してみましょう。

漢方・鍼灸・接骨でもお手伝いできることがありますので、ご相談ください。

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